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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 映画やテレビなど映像作品の特殊メイクや造型を手がける、株式会社ソイチウムさん。梅沢社長は、高校生の頃から独学で技術を学び業界入りしたそうですね。好きなものをつくることと仕事にすることのギャップに、すぐ折り合いをつけることはできましたか?
 
梅沢 それは、私がこの仕事を始めたときからのテーマでしたね。特殊メイクや造型は、基本的に工房にこもってものをつくる仕事。でも撮影現場に行くと、テレビや映画でいつも見ている役者さんの顔をメイクすることになるわけです。これは緊張しますよね。夜なのに「おはようございます」と挨拶するなどの業界ならではの習慣にも戸惑って、何度も叱られました。でも、これが芸能界のしきたりだと考え、続けているうちに慣れていきましたね。
 
水野 挨拶への違和感は私もありました。冷静に考えると確かにおかしいですから(笑)。
 
梅沢 あと、芸能界はきらびやかで、そこで生きる人は派手な生活をしているイメージがありますよね。でも、しっかりした人間性がないと生きていけない世界でもあると知りました。
 
水野 おっしゃる通り。そこが欠けている人は、いずれ仕事を続けられなくなりますね。それと私は、現場で初めて会うスタッフに遠慮することが多かったんですよ。でも、黙っているよりも自分の考えをぶつけたほうがいい。そのことを理解するまで苦しい時期が続きました。
 
梅沢 そうした経験を積んで成長していくと、芸能界のいろいろな面が見えてきますよね。
 
水野 そうですね。私は今まで、「これは違う」と感じた指示も「ディレクターさんが言うことなら」と受け入れてきましたが、年下のディレクターさんも増える中、それは逆に無責任なのかもしれませんね。
 
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梅沢 きっと、より良いものをつくりたいという欲が芽生えてきたんでしょう。私も、最近は自分が一番のベテランという現場が増えました。でも「仕事というのは、依頼された時点でプロとして認められているんだ」と自覚できたのは40歳を過ぎてからですよ(笑)。
 
水野 謙虚でいることは大切だけど、自分を卑下する必要もないのが芸能界なんですよね。梅沢社長は、今後どのようなスタンスでお仕事したいとお考えでしょうか。
 
梅沢 自分で初めて映画を撮った、中学2年生の頃の感性を取り戻していきたいですね。「これはやらなくていいかな」と思う演出を、あえて仕かけてみる。そうした挑戦をしないと、人生がつまらなくなってしまいますから。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
良い意味で、仕事に慣れないことです。
(梅沢壮一)
 

:: 企業情報 ::

株式会社ソイチウム

〒206-0812 東京都稲城市矢野口2 長坂倉庫1F

ホームページ
http://www.soychiume.com

 
 
 
 

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