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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 静岡県出身。歴史が好きだった父の影響で、幼い頃から伝統建築を見て育つ。建築に携わりたいとの思いから、高校卒業後に日本建築専門学校に入学。4年間建築の基本を学ぶ。卒業後は地元の工務店に勤め、7年間現場でノウハウを積んだ。独立後は数寄屋建築をメインに据えた木造建築業を営むようになり、現代の生活様式を踏まえながらも伝統の良さと美しさを活かした住まいを提案し続けている。【ホームページ
 
 
 
数寄屋造りとは、古くから確立されている日本の伝統建築である。茶人たちの遊び心が反映されたこの建築は格式高く洒脱ながら、人の心に安らぎを与えるような温もりに溢れている。それらの伝統的な建築技法を現代に活かそうとしているのが梁裕建築の小田裕介代表だ。「犬小屋から茶室まで」と語る通り、フィールドにとらわれずにその技量を発揮している。伝統建築と木造建築の未来を見据える小田代表の熱い思いをうかがった。
 
 
 

日本建築に興味を持ち、大工の道を目指す

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 梁裕建築さんは数寄屋、寺社などに代表される日本建築から、一般建築の新築・増築まで手がけられているそうですね。小田代表は、幼い頃から日本建築に興味があったんですか?
 
小田 はい。もともと父が歴史好きで、休日に神社仏閣やお城によく連れて行ってもらっていたんです。ものづくりに興味があった幼い頃の私は、少しずつ日本建築の世界に惹かれていきました。いつか自分も建築に携わりたいと思うようになり、高校卒業後に日本建築専門学校に入学しまして。変わった専門学校で、4年制で全寮制だったんです。
 
石黒 へえ! 専門学校というと、2~3年制が主ですよね。4年間も寮生活だと大変そう・・・。
 
小田 寮生活は楽しかったですよ。周りのレベルが高く、ついて行くのに大変でしたが(笑)。卒業してからは地元に戻り、工務店に入社して7年間親方のもとで修業しました。学校で4年間学んでいたものの、釘の打ち方から鍛え直してもらったんです。