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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 兵庫県出身。大学を卒業後、証券会社に就職。十数年勤務するが、バブルの崩壊を機に、転職を意識するように。「人に喜んでいただける仕事を」と考えていた矢先に、後輩から誘われるかたちで、1999年、保険の営業に転身する。3年の研修を経て、独立。その後、代理店仲間の設立した会社の一員として活躍し、2015年2月に再び独立を果たした。【ホームページ
 
 
 
兵庫県伊丹市で生命保険、損害保険、自動車保険を販売する代理店、TF-1保険サポート。代表の安東宏介氏は、「人に喜んでもらえる仕事がしたい」と、十数年の証券会社勤務を経て保険業界へ転身。何よりも信頼関係を大切にする営業姿勢で、顧客との太い絆を結び続けている。中学生の頃、伊丹市民から受けた恩を返し続けたいと語る安東代表。安心を提供する保険の営業に秘めた思いを、たっぷりとうかがった。
 
 
 

十数年の証券会社勤務を経て保険業界へ!

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 2015年2月に起業されたティーエフワン保険サポートさん。安東さんと私は学年が同じということで、いろいろ話が弾みそうです! まずは、これまでのご経歴からお聞かせいただけますか。
 
安東 私は大学を卒業後、証券会社に十数年間勤めました。もともと株に興味があったわけではありません。むしろ、周囲から「就職活動をするんだから、日経新聞くらい読め」と言われて毎日読んでいたのですが、証券欄だけ飛ばしていた程なんです(笑)。いざ就職先を決める時、証券会社の仕事は“しんどい”が、やりがいがあると聞き、「株のことを全く知らないけれど、それを仕事にすればわかるだろう」と、入社を決めました。
 
杉田 思い切ったご決断ですね(笑)。でも、確かに証券会社のお仕事はダイナミックな反面、辛く厳しい面も多いとお聞きします。しかし、せっかく10年以上勤めて退社なさったのは、なぜだったのでしょう。
 
安東 バブルが崩壊して株価が下がり、お客様にご迷惑をおかけすることも出てきてしまったからです。どうせ仕事をするのなら、もっと人に喜んでいただける仕事がしたい。そんなふうに考えていたところ、先に退社して保険代理店を経営していた後輩から、「一緒にやりませんか」と誘われたのです。1999年のことでした。