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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 茨城県出身。高校卒業後は清掃業に就き、20歳の時に独立。経営を軌道に乗せた後、事業を弟に譲って営業を一から学ぶため営業会社に就職、会社員に。様々な企業で働く中でインターネットが時代を動かし始めたことに着目、Web・グラフィック制作の専門学校へ入学した。卒業後、フットサルコート運営企業のWebの仕事に携わり、店長としてコートの運営およびサッカースクールの運営を任される。その仕事で知った昇華プリントの技術に関心を抱き、ユニフォーム制作を手がけるサイタス(株)を興した。【ホームページ
 
 
 
サッカー人気が世に広まるにつれ、愛好者が身にまとうユニフォームにも変化が見られるようになってきた。そんな中、サイタス株式会社ではフルオーダーでオリジナルユニフォームを制作。昇華プリントという特殊な技術を活かし、デザインの打ち合わせから縫製までの作業を全て国内で行うことにより、高品質でオリジナリティ溢れるユニフォームに仕上げている。「昇華プリントの業界で一番になりたい」と意気込む佐藤潤一代表取締役に、その取り組みをうかがった。
 
 
 

好奇心旺盛で、様々な仕事を経験

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 サイタスさんはサッカー愛好者が着るオリジナルユニフォームの制作などを手がけているそうですね。佐藤社長はもともと、スポーツメーカーにお勤めだったのでしょうか。
 
佐藤 いえ、好奇心旺盛な性格でいろいろな仕事を経験しましたが、スポーツメーカーやアパレルメーカーに勤めたことはないんです。最初に働いたのは高校卒業後に就職した清掃会社で、その経験を活かして20歳の時に独立しました。でもそちらは、事業を軌道に乗せてから弟に譲ったんです。その後、どうしても営業の仕事がしたくてバリバリの営業会社に就職し、会社員として再スタートしました。そんな中で、インターネットが世の中に広まり始めたことに注目して会社を退職、Web・グラフィック関連の専門学校で勉強して知識を習得しました。
 
 若い頃から様々な経験を積まれたんですね。では、どういうきっかけで今の仕事を?
 
佐藤 次の職場が転機になりました。私はサッカーが好きだったので、いつかサッカーに関わる仕事をしたいと思っていたんです。それで、専門学校を出てからはフットサルコートを運営する会社に勤めましてね。最初はWeb担当だったんですけど、ある時からフットサルコートの店長を任され、現場で働くようになったんですよ。当時から集客の一番の方法はWebだと信じていましたので、現場でも集客に活用していました。ところで城さんはご存じだと思いますが、フットサルコートではお客様への付加価値として、定期的にスポンサー付きの大会を催しますよね。
 
 ○○杯とか△△カップとか、景品を提供してくださったスポンサーの名前を冠したイベントのことですよね。もちろん知っていますよ。