B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

トピックスTOPICS

繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポートvol.42 “戦時下”のニューヨーク。日本とアメリカの違いを知った

ビジネス 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポートvol.42 “戦時下”のニューヨーク。日本とアメリカの違いを知った 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート 商業経営コンサルタント/サトーカメラ代表取締役副社長

ビジネス
皆さんこんにちは。佐藤勝人です。いやはや大変なことになってきたね。ロックダウン? 都市封鎖? 外出禁止令? 戒厳令? 今まで日本では考えられなかったようなことが現実になりつつある。でも、考えられなかっただけで、そういうことは昔から「あり得ること」だったんだよね。私たちがイメージできなかっただけなんだ。感染者がどこまで増えるかとかいつ収まるかとか、そういう話は専門の学者の先生方に任せて、あくまで私の体験と印象から、今回も話させてもらおうと思う。
 
 

戦争をしてきた国の民と
戦争を忘却した国の民

 
glay-s1top.jpg
NYの街の地面。他の人と6feet(1.8m)
離れて歩け、という意味
日本時間の3月19日。私は6月に予定していた商業視察ツアーの下見と打合せのため、成田空港を飛び立った。行先はニューヨークだ。――ってほら、みんなもう引いちゃってるでしょ(笑)。先に断わっておくけど向うでは3泊しただけで、トンボ帰りで帰ってきた。帰国した後は地元の信頼できるかかりつけ医に血液検査をしてもらって、大丈夫とお墨付きをもらったうえに2週間自宅に引きこもって、何もなかったから安心してほしい。
 
とにかくそんなわけで、私が短い滞在中に感じたのは、私たち日本人は戦後75年間、戦争というものを知らないまま過ごしてきたんだなぁ、ということだった。アメリカはトランプ大統領が「これは戦争だ!」って言った瞬間、街の雰囲気も、市民の行動もガラッと変わった。市内の主だった道路は事実上封鎖され、拳銃と警棒で武装した警官が街中を巡回する。市民は誰ともしゃべらず下を向いて粛々と歩く。個人店は貼り紙を出して全部クローズ。食品スーパーとドラッグストア、ペットショップだけが開いている。行くと入口に見張り番がいて、入場制限をやっている。店内でも外同様にソーシャルディスタンスを守らせるためだ。
 
そして、ここが肝心なんだけど、誰一人としてキレたり警官にいちゃもんを付けたりする人はいない。そんなことをしたら治安維持のため殺されても文句が言えないことを市民が知っているからだ。「そうか、これが戦争をしてきた国の民と戦争を忘却した国の民の違いなんだな」と思った。めちゃめちゃ怖かった。
 
 

娘を案じて帰国を即決
ほんの数時間差で脱出成功!

 
向うではショートレンタルのアパートを借りていて、10日間いる予定だった。ニュースは毎日CNNとかの日本語記事を見てチェックしていた。そして滞在3日目の21日。明日22日の夜に外出禁止令が発令されるというニュースが入ってきた。日本みたいな自粛要請じゃない。「禁止」だ。
 
「やばいねこれ」と思った。でも、一方ではその状況を体験したいと思っている自分がいた。それでその日はそのまま寝たんだけど、翌22日の朝、「ちょっと待てよ」と思い直した。私はそれでいいが、一緒に来ている娘を危険な目に遭わせられない。26日あたりから日本でも帰国者への2週間隔離措置が始まるらしいけど、「あのときのNYから帰ってきて隔離された人だ」っていう目で後々まで見られるのもマズい。
 
そう思った瞬間に、「よし帰ろう!」と決めた。そこからウワーーッ! と荷づくりをしてチェックアウトしてタクシーに飛び乗って、空港に向かった。それが何時だったかな、すでに空港がどんどんクローズし始めていて、唯一JFK空港だけが開いていたから向かわせて、滑り込みセーフで出国できた。あと5時間遅かったらアウト(足止め)だった。
 
で、帰ってきてつくづく思った。戦争はしたくない。するもんじゃないよ。ウイルスも軍事戦争も、あの雰囲気は共通だと思う。あれは経験してみないとわからない。大統領が発令した瞬間に国全体が軍隊組織みたいになるんだから・・・。
 
少しはビジネス媒体らしいことも話すとしたら、飲食店はテイクアウトとデリバリーだけはやっていたから、すごい数のウーバーイーツが稼働していた。でも、それを見て日本企業が何かビジネスヒントを見つけられるかっていったら、無理だと思う。表面の現象を見ているだけで、状況の本質は理解できていないからね。だって理解するための素地がないんだもん。無理だよ。
 
ちなみに言うと、嫁は今回の出張に反対でした。「予定してたのはわかるけど今回はやめときなさい」ってね。行ったとしてもいつものようにフェイスブックにアップしたりするのはやめときなさい、って。でもさ、危ないなら危ないでそれを知ってみたいって気持ちがあるじゃない? 仮に1ヶ月2ヶ月帰ってこれなくなっても、それならそれで向うの様子をyoutubeで生配信するのも見る人にとっては貴重な情報だよな、ってさ(笑)。
 
 

2週間の自宅自主隔離で
勉強系Youtubeにハマった

 
まあそんなわけで今月の6日まで2週間、自宅隔離で過ごしたわけだけど、一言で感想を言うなら・・・暇なのよ! 本ばっかり読んでても飽きちゃうし!
 
だからYouTubeにハマりました。ビジネス系のセミナーとか、勉強系の番組に。特にハマったのがオリエンタルラジオの中田君がやっている『中田敦彦のYouTube大学』。テレビの『しくじり先生 俺みたいになるな‼』で彼を見ておもしろかったから彼のYouTubeも見てみたんだけど、おもしろいね~。しゃべりがうまいし、聞き手の心をつかむ術を知っている。しかも感心したのは、一般の人の目線で、一般の人もわかる言葉で解説してくれる。そんなわけでこの2週間はずーっとYouTubeを見ていました。
 
それで思ったのは、彼のスタイルと自分のスタイルとの違いだ。わかりやすいよう単純化して例えるならば、彼のやり方は最高の食材を持ってきてサッと火を通してパッと出すスタイル。それでも食材(解説の対象になる本)が最高だからおいしく見える。それに対して私は、冷蔵庫をパッと開けてそのときの“ありもの”で最高にうまい料理をつくる。野球で例えるなら自分の“顔”で最高の選手を引っ張ってきて豪華メンバーをそろえる長嶋巨人が彼で、手持ちの選手で知略、戦略、経験値を駆使して泥臭く勝つ野村ヤクルトが私だ。監督の能力でいったら絶対に野村監督のほうが上なんだけど、普通の観客が見たいのは、やっぱり長嶋巨人の野球なんだよなぁ。
 
これは別にひがみでも何でもなくて、私はコンサルタントと企業経営者の両方をやっているからこうならざるを得ないんだよね。そりゃ、コンサルタントだけやっていればいいんだったら中田敦ちゃんのやり方がラクだよ。でも、企業経営は“ありもの”の従業員で、どんな難しいお客さんの注文にも応えなきゃいけない。
 
逆に言うと、だからこそ、勝つためには常に先を見越して手を打つことが大切だ。サトーカメラがこの春から本格的にフランチャイズ業態に乗り出すのはその一環だ。これからも先手必勝で勝負していくから、ヨロシク!
 
 
4月15日~5月31日までの勝人塾 4月21日(火)大不況緊急対策
単品一番商法で一点突破全面展開リアル3.0勝人塾セミナー
https://www.facebook.com/events/194386578571401/
 
■4月24日(金)おおさか勝人塾(開催中止)
https://www.facebook.com/events/202749457674549/
 
■5月13日(水)第一期生募集
佐藤勝人と宮内亨の売れるコンサルタント養成講座 全12回
https://www.facebook.com/events/2643935412549408/
 
■5月14日(木)PIO勝人塾 SOLDOUT
 
■5月20日(水)にいがた勝人塾
 
第34回「ニコニコチャンネル ニッポン勝人塾」(4/20    12:00-13:00)生配信
第35回「ニコニコチャンネル ニッポン勝人塾」(4/27    12:00-13:00)生配信
 
■youtube佐藤勝人チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC4IpsvZJ6UlNcTRHPgjellw
 
■講演依頼・セミナー依頼のお問合せは
nsatou@satocame.com
 
 
 
繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート
vol.42 “戦時下”のニューヨーク。日本とアメリカの違いを知った

 著者プロフィール  

佐藤 勝人 Katsuhito Sato

サトーカメラ株式会社・代表取締役副社長/日本販売促進研究所・商業経営コンサルタント/想道美留(上海)有限公司・チーフコンサルタント/作新学院大学・客員教授/宇都宮メディアアーツ専門学校・特別講師

 経 歴  

1964年栃木県宇都宮市生まれ。1988年、兄弟とともに家業のカメラ店をカメラ専門チェーン店に業態転換させ、商圏をあえて栃木県内に絞ることにより、大手に負けない経営の差別化を図った。以来、「想い出をキレイに一生残すために」というコンセプトを追求し続けて県内に18店舗を展開。同時におちこぼれ社員たちを再生させる手腕にも評価が高まり、全国から経営者や幹部リーダーたちが同社を視察に訪れている。2015年からはキャノン中国とコンサルティング契約を結び、現場の人材育成の指導にあたる。主な著書に『売れない時代はチラシで売れ』『エキサイティングに売れ』(以上同文館出版)『日本でいちばん楽しそうな社員たち』(アスコム)『一点集中で中小店は必ず勝てる』(商業界)『断トツに勝つ人の地域一番化戦略』(商業界)など。新刊の『モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方』(同文舘出版)が好評発売中。

 オフィシャルサイト 

http://satokatsuhito.com/

 オフィシャルフェイスブック 

https://www.facebook.com/katsuhito.sato.3?fref=ts

 サトーカメラオフィシャルサイト 

http://satocame.com/

 
 
(2020.04.15)
 

関連記事

最新トピックス記事

カテゴリ

バックナンバー

コラムニスト一覧

最新記事

話題の記事