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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

自分をさらけだす勇気を持って
常にチャレンジを続ける

 
やり投げの選手から始まり、モデルや俳優を経験。現在は海外の秘境に突入したかと思えば、子育て番組に出演するなど様々な一面を持つ照英さん。2016年4月からは小学生に向けた「熱血かけっこ塾」を開くという。常に新しいジャンルに挑戦しつづける照英さんに、仕事との向き合い方、家庭との向き合い方について語ってもらった。
 
 

「照英」を出せる場所を模索

 
僕はモデルを始めるまでずっとスポーツに携わってきて、大学のときにはやり投げの関東大学選手権で優勝したこともありました。教員免許を取っていたし、安定した道を歩もうと思っていたら、先生になってやり投げを教えていたでしょうね。でも、スポーツだけで終わっていくのは寂しいなと思って。それで20年くらい前になるのかな、思い切ってモデル業にチャレンジしたんです。
 
でも、ファッションショーに出演させてもらったり、モデルとして経験を積んでいくうちに気付いたことがありました。モデルって「名前」がないんですよ。今でこそモデルのキャラクターそのものに注目が集まっているけど、当時のモデルの仕事はブランドの服をいかにキレイに着こなすかが重要でした。この仕事、別に自分じゃなくてもいいんだなぁって思ったらまた寂しくなっちゃって。もっと自分自身を表現するために、俳優の仕事にシフトチェンジしていったんです。
 
俳優としては、主に時代劇に出演させてもらいました。その多くは、ピシっと決めたかっこいい役柄。でも、それもやっぱり「照英」ではないんですよ。お芝居には台本があり、自分ではない誰かを演じますからね。俳優の照英を応援してくれている人はたくさんいる。でも、このままお芝居の仕事を続けていたら、照英そのものを発信していく機会はないだろうなと感じていたんです。そんな、自分の中にある「新しい可能性を開花させたい」という思いを後押ししてくれたのが、結婚でした。
 
当時、時代劇の撮影は京都で行われていて、僕は現地のホテルで暮らしていたんです。その間、妻は東京の家に1人ぼっち。結婚しているのに離れて住んでいるのがもどかしくなって、「やめちゃえー!」って(笑)。人気時代劇を降板したことは、ニュースにもなりましたね。もったいないってよく言われたけど、僕はやめたからこそ仕事に広がりが出ると確信していました。実際、それまでチャレンジできなかった旅番組や海外ロケ、番組の司会、ナレーションなど仕事量と幅が何倍にも広がったんです。「まだまだこんなに自分をさらけ出せる場所があったのか!」と感動しましたよ。  
 
 
 
 
 

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