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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

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サッカー選手は練習や試合だけでなく、コンディションを維持するため日々の体調管理も重要な仕事であり、身体を休めることも欠かせない。吉田選手は束の間の休息時間ができた時、どのようなことをして過ごしているのだろうか。
 
 

ブログでは素に近い自分を出す

 
 自宅で休んでいる時は主に、スマートフォンをいじったり、パソコンで何かしたり・・・。雑誌を読むのも好きですね。女性向けファッション誌なんかをよく読みます。あとは、ブログのアップですね。おかげさまでたくさんの方々に見ていただいていて、嬉しいです。
 
 ブログの内容はけっこうふざけていますけど、あれは意図的にやっている部分が多いです。ぼくは基本的にサッカーに関する話はメディアを通じてきちんと自分の考えを発信したいと思っているのでね。ブログにサッカーのことを書くと、サッカー専門誌やスポーツ誌の方々が困っちゃうだろうし(笑)。サッカーに限らず、プロスポーツはメディアの皆さんと持ちつ持たれつと言いますか、助け合いながら関係性を維持するべきだと思っているので、だからサッカーの話はブログでは書かないんです。
 
 もちろん、「試合に負けたのに何でこんなにふざけたことを書いているのか」とおっしゃる方もいますけど、プレーのことは他のメディアで確認していただいて、ブログではぼくの素に近い部分を知ってくれたらという思いでやっています。ただ、ネタを考えるのに困ることが多い。何か、いいネタないですかね(笑)?
 
 
 
サッカー選手以外の職業では、美容師やアパレルショップの店員などに憧れたこともあるという吉田選手。しかし、それはあくまで憧れの話。やはり、吉田麻也=プロサッカー選手なのである。
 
 

やっぱりサッカーが大好き!

 
 フォトグラファーに憧れたこともありますよ。でも、よく考えてみると、サッカー以外の仕事って想像するだけで大変そうだなぁと感じるので、「やっぱりサッカー選手になっといてよかった」って思います。
 
 結局、ぼくはサッカーだけを続けてきた人間なので、これしかやれることがないんですよね。だから、楽とか大変とかそういう基準でサッカーをとらえることができない。他の仕事を想像すると、「あの職業は大変そう」とか「あっちは楽そうだ」とか考えられるんですけど、そういう想像を一切せずに打ち込めるのがぼくにとってのサッカーなんです。つまりそれは、サッカーが大好きということ。他の仕事とは比較できないくらいに。
 
 昨シーズンは怪我もあったし、レギュラーとしてなかなか試合に出られませんでした。目標にしていたW杯も終わったので、現在は今シーズンのプレミアリーグに全てをかけているところです。自分の今後を占う勝負の年だと思っているので、チームで結果を残せるように、頑張ります!
 
 
 
(インタビュー・文 佐藤学 /写真 Nori)
 
 
 
吉田麻也(よしだ まや)
 
1988年8月生まれ。長崎県長崎市出身。
 
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189cm、81kg。ポジションはDF。名古屋グランパスユース時代はボランチとしてプレー。2007年にトップ昇格を果たしDFにコンバートされる。プロ1年目でリーグ戦19試合に出場した。09年のシーズン終了後にオランダ・エールディビジのVVVフェンロへ移籍。10年1月に日本代表デビュー。アジアカップ優勝に貢献した他、ロンドン五輪にはオーバーエイジで参加。主将としてチームを牽引し、ベスト4入りを果たした。五輪での活躍を契機にイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンFCに移籍。14年ブラジルW杯にも出場している。
 
 
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(取材:2014年7月)