春香クリスティーン（以下、クリス）　株式会社EnE（イーエヌイー）の李社長が運営する「TOV（ティーオーブイ）英語塾」さんにお邪魔しています。こちらでは、幼児や小学生を対象に英語の指導を行っているそうですね。書棚にはものすごい数の本が並んでいて圧巻です！
 
李　3000冊以上あり、すべて洋書なんです。当塾は、これらの洋書を難易度別に分けて活用しています。Book Clubというプログラムを設け、お子さんの学習レベルに合わせて提供しているんですよ。
 
クリス　3000冊以上とは驚きました！　私はスイスで生活していた時期があったので洋書に馴染みがあるものの、日本のお子さんは洋書に触れる機会は少ないはず。ですからBook Clubは、貴重で意義深いプログラムだと思います。でもなぜ、英語の本を読むことを重視していらっしゃるのでしょう？
 
李　英文の熟読、リーディングの反復が、英語力を高めると考えているからです。従来の日本の英語教育は、ネイティブスピーカーの先生と話して会話力を磨いていく方法でした。でもそれだけでは、英文を正しく読めないままになる可能性があります。当塾では毎レッスン、必ず洋書を読んで読解力を養います。結果、どんな英文もすらすら読めるようになるんです。
 
クリス　確かに、読む力って大事ですよね。私が幼い頃は父に読み聞かせをしてもらいましたし、図書館に行ける年齢になってからは自分で本を借りて夢中で読みました。読むことで語彙力も鍛えられたと思います。