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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高圧洗浄で落書きを一掃 鉄筋工事会社が地域貢献
株式会社CREIS 代表取締役 桒原悠太

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 埼玉県鶴ヶ島市に拠点を構える鉄筋工事会社、株式会社CREIS(クライス)さんは、創業からもうすぐ10年になるそうですね!
 
桒原 はい。26歳の時に個人事業主としてスタートし、7年目の2021年に法人化しました。
 
水野 メイン事業の鉄筋工事というのは、建物や構造物の骨組み部分をつくるお仕事のことですね?
 
桒原 そうですね。いわゆる鉄筋コンクリート造りの一部を担っていて、弊社が組んだ鉄筋を囲うように型枠大工さんが枠をつくり、そこにコンクリートを流し込みます。一般の方も工事現場で見たことがあるかもしれませんね。またほかにも、特殊高圧洗浄のサービスを行っています。町を歩いていると落書きを見かけることって結構ありますよね? その除去に特化した高圧洗浄なんです。
 
水野 えっ、町の落書き除去に特化した高圧洗浄ですか! ありそうでなかった、とても珍しいサービスですね。鉄筋工事という建物の根幹を担う職人が、町の洗浄をしているというのも非常にユニークでおもしろいです。町の落書きというと、コンクリートの壁やお店のシャッターなどにスプレー塗料で描かれているものですよね。結構根強い汚れのイメージがあるので、そもそも高圧洗浄で消せるものなんでしょうか?
 
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桒原 弊社が使っている特殊な方法なら、きれいに消すことが可能です。山梨県の会社が開発したエコロビームという名前の高圧洗浄システムで、弊社は加盟会社として登録しています。高温水ブラスト洗浄工法といって、高温に温めた水に重曹を混ぜ、圧力をかけて目標の落書きや汚れに向けて噴射する仕組みです。
 
水野 高温水と重曹だけとは驚きました。いわゆる強い洗浄液は使わないのでしょうか?
 
桒原 そうなんですよ。見違えるようにきれいになりますし、後に残った洗剤を水洗いする必要もなく、とにかくエコで環境にも優しく安心なんです。建物の外壁のほか、高速道路などの橋脚も落書きが多いですし、お墓の汚れをきれいにするのにも利用できます。