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石井 はい。もともとは土木建設会社で下水道工事の仕事をしておりまして。その際に、鉄材で足場を組んだり手すりを取り付けたりといった、簡単な溶接加工も経験しました。その後、本格的に溶接業に取り組みたいと考え、溶接加工会社に転職したんです。
濱中 なるほど。だんだんと溶接の楽しさにハマっていったわけですか。
石井 そうなんです。その会社では溶接の技術を基礎から学ぶことができ、溶接の奥深さにより一層惹かれました。それ以来、私は約15年にわたって溶接の仕事に携わっておりまして。これまで研鑽を積み重ねてきたことで、日本溶接協会が実施している溶接技能者の技量を評価・認証する試験であるJIS検定や、AW検定協会が主催する建築鉄骨溶接技術検定試験、通称・鉄骨AW検定にも合格することができました。このAW検定は高水準な溶接作業者であることを認定するもので、その資格保有者は日本全国でも1000人ほどしかいないんですよ。
濱中 それはすごい! わずか1000人ほどしかいないとは、非常に狭き門なんですね。ところで、一口に溶接と言っても、さまざまな種類があるとお聞きしました。和希ウェルドさんではどのような業務を行っておられるのか教えてください。
石井 主に半自動溶接と呼ばれる溶接方法を用いた金属加工を行っています。そもそも溶接とは、金属部材を高温の熱で溶かして固めることで、つなぎ合わせる技術です。その際、金属と金属の接合部の間に溶接棒や溶接ワイヤーなどの溶加材を入れて強度を増す方法があり、これを手作業で行う溶接は手溶接とも呼ばれています。その一方、熱を放出するトーチの先から自動的に溶接ワイヤーを供給する方法が、この半自動溶接なんです。
石井 主に半自動溶接と呼ばれる溶接方法を用いた金属加工を行っています。そもそも溶接とは、金属部材を高温の熱で溶かして固めることで、つなぎ合わせる技術です。その際、金属と金属の接合部の間に溶接棒や溶接ワイヤーなどの溶加材を入れて強度を増す方法があり、これを手作業で行う溶接は手溶接とも呼ばれています。その一方、熱を放出するトーチの先から自動的に溶接ワイヤーを供給する方法が、この半自動溶接なんです。