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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

育児中のひと休みを支援 急な発熱も24時間対応
ビジットシッタースマイル 代表 伊野部輝斗

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 尼崎市で24時間対応の保育事業を行っている、ビジットシッタースマイルさんにお邪魔しています。小さいお子さんの訪問保育や預かりを引き受けているそうですね。
 
伊野部 はい。生後半年から小学2年生までが対象です。このうち3歳から5歳の子については、幼児教育・保育を無償化する国の制度により、費用負担なしに利用できます。
 
濱中 伊野部代表は今の事業を始めるまで、どのような経験をされてきたのでしょうか?
 
伊野部 尼崎は私が生まれ育った地元で、大学卒業後は、在学中に取得した保育士の資格を生かし、市役所の放課後指導員を3年間務めました。それから、今度は大人の方と関わってみたいと思い、トレーニングジムに転職して半年ほどトレーナーとして働きまして。その間に、たまたまご年配の方のお世話をする機会があり、介護についても興味を持ち、資格を取得したんです。
 
濱中 すごい! 子どもから大人、お年寄りまで、人の一生を丸ごと面倒みられますね(笑)。もともと保育士などの仕事に興味があったのですか?
 
伊野部 子どもが好きではあったものの、社会に出る前まで、職業と結び付けて考えたことはなかったんです。10代はひたすらソフトボールに打ち込み、高校も大学もスポーツ推薦で入ったぐらいなんですよ。
 
濱中 そんな伊野部代表がさまざまな経験を経て、独立起業を決意したきっかけが気になりますね。
 
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伊野部 私は大学生のときから独立を考えていまして。各年代の人たちのケアに関わる仕事を経験して、やはり子どもが好きだし、現在の日本では保護者の方たちが求めているサポートを実現できていないという思いもありました。だから、少しでも保護者の方々の支えになれればと、今年2024年3月にこの事業を立ち上げたんです。
 
濱中 スタートの時点から、訪問保育や預かりは需要があるとお考えだったんですね?
 
伊野部 ええ。例えば、お母さんが美容院に行きたいとき、幼い子どもを3時間も待たせるのはかわいそうだからとか、急な発熱で病院に連れて行かなければならないけれど、どうしても外せない用事があるなど、いろいろな場面でご利用いただいています。病院を受診する際は、私たちが責任を持って付き添いますよ。