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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

個人用の音楽室を提供し 音楽家の活動を支援!
小さな音の設計室 代表 小笠原清隆

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 宍戸開(俳優)
宍戸 防音室の設計・施工を手がける東京都豊島区の「小さな音の設計室」さん。私も音楽鑑賞が大好きなので、うかがうのが楽しみにしていました。楽器の練習に欠かせない防音室を、小笠原代表はどのようなポリシーで提供しているんですか。
 
小笠原 音楽家のために最適な練習環境をつくる、つまり防音と音響を兼ねた防音室の設計施工を行うというポリシーです。ただ“音が漏れない部屋”をつくるというより、住宅に“音楽室を提供する”感覚ですね。
 
宍戸 こちらの防音室は、防音だけでなく反響も意識した見事な設計ですね。音楽を愛するすべての人に、このような部屋を持ってもらいたいですよ。
 
小笠原 ありがとうございます。多くの音楽家は自身の楽器や演奏技術向上にお金と時間をかけますが、練習環境に対してそのようにアプローチする人はほとんどいません。プロもアマチュアも普段の練習環境の違いで結果に大きな差が出ます。だからこそ私は、音響の良い防音室を普及して音楽家の活動をサポートしたいんです。
 
宍戸 小笠原代表ご自身も音楽への愛があるからこそ、このような空間を提供できるんだろうと思います。
 
小笠原 はい。私は幼少の頃からヴァイオリンを習っていまして、現在も演奏活動を続けています。子どもの頃は音楽の道に進みたいという気持ちも多少ありましたが、建築という分野にも興味があり、大学、大学院と進んで建築学を学びました。卒業後は住宅の設計事務所で10年、防音音響の建築会社で10年キャリアを積んできました。その間も音楽は趣味として継続していました。
 
宍戸 やはり、小笠原代表と音楽は切っても切れない縁で結ばれていたわけですね。
 
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小笠原 そうですね。以前は「音楽は趣味」、「建築は仕事」と割り切っていました。でも、気がつくとそれぞれのキャリアが互いを助け合う関係になっていました。そこで2021年に一級建築士事務所として個人事務所を立ち上げました。屋号のとおり小さな事務所ですが、嬉しいことに私の音楽室づくりに共感してくださるお客様が増えているところです。また、私は若手音楽家を支援する「NPO法人おんがくのかけはし」の理事も務めていまして、さまざまな面から日本の音楽文化に貢献したいと思っています。
 
宍戸 快適な演奏空間をつくり出すノウハウと、音楽への深い愛情をお持ちの小笠原代表の活躍で、たくさんの音楽家にこの素敵な空間が広まるのを、私も楽しみにしています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私にとって音楽を楽しむことと仕事を楽しむことは一緒です。音楽も仕事も一生懸命に取り組み、そしてそれを継続することでやっと“楽しむ”という次元にたどり着くものだと思います。第一線で活躍する音楽家に負けないよう、自分の仕事に一生懸命取り組んでいきたいと思っています。
(小笠原清隆)
 

:: 事業所情報 ::

小さな音の設計室

〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-26-9 第2MYTビル8F

ホームページ
https://chiisanaoto.com/

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