介護予防施設「けんこうかんソレイユ」を運営する株式会社リソスフェアの芦川尚史代表取締役。専門学校で培ったトレーニング指導の知識を生かし、無理なく継続できる運動プログラムで地域社会の健康維持に尽力中だ。人生の先輩に敬意をもって接する姿からは誠実な人柄が伝わってくる。元プロボクサーという経歴もあり、力強い頼もしさも兼ねそなえた芦川社長に、お話をうかがった。
心身共にリラックスできる介護予防運動施設
芦川 ありがとうございます。心身共にリラックスできるよう、天然無垢の檜と杉をふんだんに使っているんですよ。ここでは、介護が必要になる状態を予防したり、要介護の方でも状態悪化を予防・軽減したりするための取り組みをしています。運動型デイサービスと言えばわかりやすいでしょうか。軽い運動ができる方が対象で、60~90代の方々が元気に通ってきています。
内山 できる限り、介護に頼らず生活できる健康状態を維持するための施設なのですね。どれくらいの時間、どのような運動をするのですか?
芦川 2時間ほどかけて、椅子に座っての体操や、歩行訓練、スクワット、つまずき防止の足上げトレーニング、ヨガ、音に合わせたリズム運動などを行っています。自分の体を使ったエクササイズが基本なので、マシン類はエアロバイクが数台あるくらいです。
内山 なるほど! だから、ジムにありがちな無機質さを感じないんですね。自然と元気が出てくるようなあたたかい雰囲気の中で、運動を楽しめるだろうなぁ。