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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

カフェ併設の英会話教室
発音の難関も楽しく突破

 

日本人が知らない英語の発音ルール

 
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ホワイト×グリーンが爽やかで居心地も抜群
吉井 留学経験をより実りあるものにするために、日本人が少ない街を選ばれたんですね。私だったら、近くに言葉の通じる人がいる安心感のほうを優先しちゃうなあ(笑)。アメリカにはどれだけの期間いらっしゃったんですか?
 
瀬戸口 短大を出て、大学にもしばらく通って、在学中から飲食店や旅行会社でアルバイトしていて、結局、都合9年近く暮らしていたことになりますね。
 
吉井 9年も!? 学校での勉強に加えて、英語でお仕事まで経験なさっていたとは。日本に帰国して英語講師の活動を始めるまでの歩みも、ぜひお聞きしたいです。
 
瀬戸口 アメリカで日本人の今の夫と出会い、結婚してから2002年に帰国しました。そして2004年に千葉県から山梨県に引っ越したのを機に、自宅で近所の子どもたちに英語を教えるようになったんです。
 
吉井 それが現在につながる活動のスタートになったんですね。
 
瀬戸口 そうです。その後も、夫の転勤で台湾に住むことなったときも、日本人学校で英語講師のボランティアをしたり、帰国して習志野市に落ち着いてからも、マンションのサークル活動やプライベートレッスンで講師を務めたりと、ずっと英語に関わる活動を続けています。
 
吉井 15年もの講師のご経験を活かし、E+PLACE ENGLISHでは、どんな方針で英語を教えてらっしゃるんでしょう。
 
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瀬戸口 ここでは小さなお子さんから大人まで、幅広い方に楽しく英語を学んでいただきたいと思っています。子どもが初歩の段階に自然と親しめるようにするのと同時に、大人の方の“英語ブロック”を外すことが、一つの目標です。日本の英語教育では、A、B、C・・・とアルファベットを教えた後、いきなり英単語を覚えさせようとします。英語の文字と音の関係を教わっていないので、これでは「CAT」をどうして「キャット」と発音するのかがわかりません。これをアメリカではフォニックスという発音のルールにまとめていて、実は幼稚園児の年齢で習うことになっているんですよ。
 
吉井 ええっ!? まったくの初耳です。
 
瀬戸口 期待通りのリアクションありがとうございます(笑)。私もアメリカ生活の間はフォニックスのことを知らず、発音で数えきれないぐらい恥ずかしい思いをしました。どうして私の英語は通じないことがあるのか。その謎が解けたのは、帰国して子どもたちに教えるための勉強をした時で、がく然としましたね。