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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

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強い会社をつくるための組織づくり

 
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鈴木 事業継承によって経営者となってから、どんなことを工夫されているのでしょうか。
 
嘉数 トップダウン型ではなく、私が円の中心に位置するチームワーク型の会社にしようと心がけています。弊社は異分野のプロ集団が集まっている組織なので、スタッフさんからいろいろと教えてもらいながら会社を運営しています。社内会議や勉強会も定期的に行って情報共有を図り、お互いの成長を促しているんです。
 
鈴木 私が所属していた読売ジャイアンツも、チームづくりに注力していたのでミーティングの重要性はよくわかります。どのくらいの頻度で実施されてます?
 
嘉数 週1回ペースです。大切にしているのは、社長、社員といった立場や年齢、性別などの隔たりなく、参加者全員が自由に言いたいことを言い合えるような雰囲気づくりです。そういった中で、いかに利益につなげていけるのかを追求していきたいと思っています。
 
鈴木 その風とおしの良さを羨ましがる人は、きっと多いですよ。強い組織をつくるには、必須の考え方ではないかな。ジャイアンツは常勝を求められたチームだったので、私は、勝利していくための組織づくりを学びました。入団当初、選手個人の結果さえ悪くなければ良いと考えていたこともありました。でも、それでは通用しなかったんです。チームが勝つために自分は何をすべきなのかを考えて行動するように、徹底的に教育されました。自己犠牲とまでは言いませんが、チームへの貢献度が個人評価にもつながったんです。
 
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嘉数 会社もそのような形で運用できれば理想的ですし、利益も自然と上がっていくと思います。弊社にとってお客様へのベストな対応は、野球選手がグラウンドで最善を尽くそうとする姿勢と似ているのかもしれません。
 
鈴木 私もそう思います。嘉数社長の仕事へプライドや責任感の強さを感じますね。個人の承認欲求や自我をコントロールするのは、意外と難しいです。そのあたりを調整しながら、各メンバーが責任を全うできるようになれば、より強い組織になっていくでしょう。
 
鈴木 スタッフの方々が働かれている様子を拝見すると、なかなか個性的な、魅力いっぱいの方ばかりだなと感じます(笑)。
 
嘉数 スタッフたちに個性があるからこそ、会社が生き残ってきた節もあると思います(笑)。沖縄とペットをこよなく愛する社風なので、一人ひとりが独特なセンスを発揮していると言えます。