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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

窓ガラスコーティングで
障がい者に収入と達成感

 

福祉のレベルを上げ業界の意識改革を進める

 
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タージン 神戸コーティングは、事業として見事な発展を遂げておられますね。
 
福田 神戸コーディングでは、大きな達成感と、他の仕事にはない高い賃金を創出しております。とはいえ、1社だけでは受けられる仕事の量に限界がある。そこで私と東洋技研の社長とで「一般社団法人 障がい者支援事業所 神戸コーティング施工協会」を立ち上げたんですよ。現在は、北海道から沖縄県まで30の福祉事業所が加盟し、協会が窓口になって案件を受注し、仕事と利益を分配する方向へ舵を切っているところです。
 
タージン 全国を束ねる協会があれば、神戸コーティングの技術を試したい企業や店舗も依頼しやすくなりますね。社会貢献を通じて誰もがWin-Winの関係になれる、素晴らしいお取り組みです。最後に、福田社長が福祉の世界にどのような夢を描いておられるのか、お聞かせください。
 
福田 弊社は、「障がい者を納税者に」を理念に掲げています。障がい者が税金を納められるほど稼ぐことができれば、ご本人もご家族も経済的な不安に襲われることがなくなりますよね。ですから私は「障がい者も稼げる」と社会に認めさせ、福祉事業所の活動をさらに底上げしていきたいんです。そのために、弊社と協会は窓ガラスコーティング以外の仕事も積極的に模索しています。すでに市場調査を終え複数の事業を立ち上げる予定です。
 
タージン これまで福祉に携わってきた方とは、まったく異なるスタンスで障がい者の幸せを実現する福田社長のご活躍には、目を見張るものがありますよ。
 
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福田 ありがとうございます。障がい者にも金銭面・精神面でも満足していただきたいですし、スタッフの待遇も上げていくべきです。でなければ福祉事業所もより良い人材が集まりません。ですから私は、民間企業が事業を手がけるのとまったく同じ感覚で福祉に取り組んでいます。その方針を貫くためにも、当面の目標は神戸コーティング施工協会に関わる当事者・事業所の盛り上がりや満足度を上げることが重要と考えています。今後も企業とのコラボレーションを積極的に展開し、福祉のレベルを上げて業界の意識改革を進めるつもりです!
 
タージン 障がい者福祉を支援したくても、方法がわからないという企業は多いでしょう。その中で福田社長は、事業を通じて企業が社会に貢献できる仕組みをつくろうとしておられる。この活動が大きなムーブメントになるよう私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
周りの期待以上の仕事をすれば、お客様にも喜んでいただけますし、自分も達成感ややりがいを得られます。それが、人と仕事をする醍醐味だと思いますね。
(福田裕士)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社ジルベルト/一般社団法人障がい者支援事業所 神戸コーティング施工協会
■ 本社 〒654-0151 兵庫県神戸市須磨区北落合1-1-4 白川コーポレーションビル304
■ 事業内容 就労継続支援A型事業所運営/窓ガラス・鏡コーティング事業
■ 設立 平成27年9月
■ 従業員数 25名
■ ホームページ https://gilberto.co.jp
https://kobe-coating.or.jp (一般社団法人障がい者支援事業所 神戸コーティング施工協会)