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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。小学校高学年の頃より心理的に思い悩むようになり、就職してからも素直に自分を出せないままだった。結婚を機に馴染んだ土地を離れたことをきっかけに精神的に不安定になり、以前から学ぼうと思っては留まっていたカウンセリングの勉強をすることを決意。勉強を通じて自分自身と向き合うことで、精神的安定と周囲の環境を受容する姿勢に変化した。2002年に心理学講師、および心理カウンセラーとなり、2007年に独立、「Coco Shine」を開業。2010年9月、(株)Oceanic Gameを設立し、現在は心理カウンセラー養成学院Coco Shine学院長、および心理カウンセラーとして活躍している。
 
 
 
東京・南麻布で、心理カウンセラー養成スクールとカウンセリングルームを展開する株式会社オーシャニックゲーム。代表取締役の高橋純子氏は、幼少期からの様々な体験を成長につなげカウンセラーとなり、多くの人々に 「それぞれが自分の人生を思った通りにプロデュースできる」 ということを伝えている。本来、人間が持っている情熱(ワクワク) を取り戻すことができるような空間を提供し、その人自身がもともと持っている力を信じて援助する。それが、高橋氏が大切にするカウンセリングスタイルだ。
 
 
 

様々な体験を宝物とし
カウンセラーの道へ

 
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インタビュアー 川村ゆきえ(タレント)
川村 本日はよろしくお願いします。オーシャニックゲームさんは、一般の方に向けた心理カウンセリングや、カウンセラーの養成スクールをされているそうですね。いつ頃から、心理系の仕事に興味を持つようになったのでしょうか。
 
高橋 私はもともとは普通のOLで、健康食品会社で総務の仕事をしていました。しかし、子供の頃から悩みがちな性格で、人間関係にもネガティブなイメージを持っていたのです。たとえば小学生の頃は母子家庭で、母が仕事に出かけている間は親戚の家に預けられ、いつも大人の顔色をうかがう生活をしていたんですね。5年生の時には半年間イジメに合い、クラス全員から仲間外れにされました。中学生になる頃には、「自分は何者で、何のために生まれてきたのか」 と悩むようになっていたのです。
 
川村 辛い経験をすると、そうなってしまいますよね。
 
高橋 ええ。それで私は 「強くなきゃいけない、弱さを見せてはいけない」 と考えるようになって、一生懸命自分を演じる努力を続けているうちに本当の自分を見失ってしまったのです。そんなある日、このままでは自分は本当にダメになってしまうと気付きました。
 
川村 「ダメになってしまう」 って・・・ なんだか私も、苦しくなってきました。それがいつ頃のことですか。