ワクワクするものを
諦めず追求していきたい
宝塚歌劇団への入団4年目にして、トップ娘役に就任。『風と共に去りぬ』のメラニーや『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネット、『王家に捧ぐ歌』のアイーダなど宝塚を代表する数々の大作のヒロインを務めた実咲凜音さん。2017年に退団した後は、女優として活躍の幅を広げている。そんな実咲さんに、4月25日、29日に行われる実咲凜音×妃海風 ジョイント・ディナーショー「My Dear Diamond」のお話を通じて、仕事に対するお考えをうかがった。
2人だからこそ楽しめるプログラム
ジョイント・ディナーショー「My Dear Diamond」は、宝塚歌劇団の同期生である妃海風さんと一緒に行います。内容もほぼ決まってきました。2人で一から案を出し合って考えたんです。歌いたい曲、やりたいことをまとめて、演出家の三木章雄先生に相談しながら詰めていった感じですね。
宝塚出身の2人で行うディナーショーなので、宝塚で歌った曲をたくさん盛り込んでいます。これまでに1人でディナーショーを行うことはあったものの、2人で手がけるのはとても新鮮で楽しみですね。デュエット曲やダンスなど、1人のディナーショーではできなかったことにも挑戦するんですよ。楽しさも2倍になるようなディナーショーにしたいですね。
妃海さんと私は、2人とも関西出身。よく喋るのでトークの時間もたっぷりあります(笑)。ファンの方々は、私たちに「おしゃべりで元気」というイメージを持ってくださっているのではないかと思います。そういった中でも、個性はそれぞれ違うんです。例えば今回のディナーショーの内容を考えている際も、私は歌いたい曲を箇条書きにしていたのに対し、妃海さんは「○○分に登場」「○○分にこれを歌う」とまるで構成表のようなものをつくってきたんです(笑)。
今回のディナーショーは、みなさんが持ってくださっているイメージにプラスアルファで、私たちの個性も知ってもらえる機会になるんじゃないかな。私たちが「楽しい!」と思うものをギュッと詰めた内容なので、みなさんにも楽しんでもらえると嬉しいですね。