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建設業界のネガティブなイメージを変える
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藤本 そうなんです。建設業界は、昔から「きつい」「汚い」「危険」、いわゆる“3K”のイメージが根強くあります。最近でこそ国が進める社会保障改革などによって業界全体で労働環境の改善が図られているものの、その成果がまだ世間に浸透していないのが実情です。実際に、働きやすい環境を整えている優良企業も多くあります。しかし、ネガティブなイメージが強すぎるあまりに、特に若い世代から敬遠され、「待遇を改善しても良い人材なんて集まらない」とあきらめている企業がほとんどなんですよ。
畑山 私も若い頃に、建設現場で働いたことがあります。その頃はまさに3Kのイメージ通りの労働環境で、当時は私自身も建設業界に対して正直あまり良い印象がありませんでした。しかし、建物やインフラは人々が生活するうえで欠かせないもの。私も年を重ねるごとにその大切さに気付き、建設業に従事する方々のおかげで社会が成り立っていると考えるようになりました。人手不足を解消し、守っていかなければならない業界だと思います。
藤本 だからこそ私は、新卒の就活生にも建設業に注目してもらえるよう力を注いでいるんです。例えば、建設現場で働く職人に対する荒っぽいイメージを払拭するため、手に職があるだけでなく、丁寧な言葉遣いや指導方法、清潔感のある身だしなみ、対人センスなど、コミュニケーション力や社会性を備えた職人の育成ビジョンを掲げて採用と育成に取り組んでいます。
畑山 それは素晴らしい! しかし、最近の若い世代はSNSなどを通じてさまざまな情報を得ていますから、少しでも悪いうわさが立つと、その会社は見向きもされなくなってしまいそうですね。
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畑山 なるほど。そうすれば、学生と企業との意識の差も埋まり、うまくマッチングするようになりそうです!