畑山　キャディ業を請け負うstroke（ストローク）株式会社さん。田中社長も現役のキャディだそうですね。
 
田中　はい。長年の趣味だったゴルフを突きつめたくて会社員から転身したんですよ。10年ほどの下積みを経て、2021年に起業しました。
 
畑山　趣味が仕事になるとは、夢がありますね。ところで、キャディの請負業とは具体的にどのような事業なのでしょう？
 
田中　県内の名門ゴルフ場にキャディを紹介しています。キャディを常駐させるコストがない、キャディのなり手が少なく人員確保が難しいといったお悩みを抱えるゴルフ場は少なくありません。そこをカバーするのが私たちの仕事です。
 
畑山　それはニーズがありそうですね。キャディがいると的確なアドバイスをもらえることもありますし、さり気ない気配りでよりプレーに集中できる感覚があります。ゴルフの知識だけでなく、高いコミュニケーション能力が求められそうだな。
 
田中　ゴルフを通して人に貢献したいという方にはうってつけの職業ですよ。ゴルフのいろはやキャディとしての知識、立ち振る舞いは、研修や実地でしっかりとレクチャーしますので、ゴルフの知識ゼロでもチャレンジできる環境を整えています。
 
畑山　えっ、ゴルフを全然知らない状態からでもキャディになれるんですか？
 
田中　ゴルフの知識がなくても業務委託契約という柔軟な働き方や報酬面に魅力を感じて応募される方も実際にいまして。そんな方でも向上心さえあればスキルアップして一人前のキャディを目指せますよ。弊社のテーマは「好きなことを仕事にする」。私のように、一緒に働く仲間たちにもやりがいを持って楽しく働いてほしいと思っています。自然の中で四季を感じながら働けるのはキャディならでは。勤務後には勉強も兼ねてプレーできるのでゴルフ好きにはたまらない環境ですし、少しでも興味のある方にはおすすめの仕事ですね。