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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

福利厚生の新しい提案 定期的に届く旬の有機野菜
株式会社サードライフ 代表取締役/CEO 中田和寿

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県神戸市で企業のブランディング、マーケティング、Webデザイン等、幅広い事業を展開している、株式会社サードライフさん。中田社長は最近、新事業を立ち上げたそうですね。
 
中田 2024年8月に企業への“新しい福利厚生のカタチ”として、「やさいのキラメキ」という事業を立ち上げました。目的は社員の方々への健康サポートで、有機で育った旬の新鮮野菜を定期的にお届けしています。
 
濱中 斬新な発想ですね。野菜は有機農家さんから直接仕入れているとのことで、農家さんと一からつながりをつくるのは大変だったのでは?
 
中田 ええ。有機野菜をつくる農家さんは農家全体の1%未満ですし、日本ではまだオーガニックに対する意識は高くないようです。そこで、私自身が数年前に農業を始め、生産者になってから有機農家の方々と関わっていきました。
 
濱中 農家まで始められたとは驚きです!
 
中田 まずは1年間、就農資格を得るために農業のスクールに通いました。そして、さまざまなご縁の中で大きな畑を借りて有機農業を始めたんです。その後、サービスの提供を一人で開始するのは難しいので、考えに賛同してくれる農家さんを探す旅に出ました。オーガニックマルシェでひたすら声をかけたり、農園へ飛び込み営業したりしましたね(笑)。今では30農園を超える大所帯になりました。
 
濱中 素晴らしい行動力です。「やさいのキラメキ」の導入会社さんの反応は?
 
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中田 スタート前にブランディングでお世話になっているお客様にご相談すると、「来月からお願いします」とのお返事をいただき、サービスの検証期間中にも関わらず、25社が契約してくださいました。今も「おいしいと言って社員が喜んでくれている」という声が聞けて嬉しいです。
 
濱中 最初は家庭菜園から始められたとのことで、畑の規模が拡大し、関係者も増えて素晴らしいプロジェクトに発展しましたね。導入会社さん、協力農家さん、サードライフさん皆がwin-win-winで、ハッピーになれる仕組みも最高です。
 
中田 ありがとうございます。「やさいのキラメキ」の準備から2年の間、どんどん形になっていくのがおもしろくて、自ら環境に優しい肥料もつくってしまいました(笑)。
 
濱中 中田社長の言葉一つひとつに仕事への情熱を感じました。志が高いだけでなくアクティブな点も強みですね。これからも有機野菜をどんどん世に広めてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
常に仕事を楽しんでいるので、深く考えたことがありません。一歩踏み出すだけでもすごいと思っているので、小さいステップをたくさん踏んでいくことが大事だと思います。
(中田和寿)
 

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