※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
吉田 農業を営む両親の下に生まれた私は長男で、子どもの頃から「お前は農家になる」と言われながら育ちました(笑)。そのとおりに成長した私は、農業大学を卒業し実家で就農したんです。ただ、「背中を見て学べ」が信条だった父からは、特に農業の経営についてあまり学ぶことができなかったんですよ。そこで、危機感を抱いて2018年に30歳で起業しました。
嶋 あえて独立独歩の道を選択したわけですか。現在の事業内容を知りたいですね。
吉田 弊社はキャベツ、ダイコン、ニンジン、ブロッコリー、ジャガイモ、サツマイモなど季節ごとに幅広い種類の野菜を生産していましてね。「自分のお客様は誰なのか」を問い続けた結果、地元のスーパーを中心に商品を販売し“地域に必要とされる農家”を目指しています。
嶋 ぜひ、吉田代表が掲げるポリシーをもっと詳しくお聞かせください。
吉田 地域によって売り方はさまざまですが、農産物は相場から価格が決まってきます。出荷量が増えれば増えるほど安く買い叩かれることにつながります。そのような農業のあり方に疑問を感じて、自然が豊かなエリアでありながら都市部に近い立地を生かし、弊社の野菜を必要としてくださるスーパーとのお取り引きに力を入れているんです。
嶋 なるほど。いわゆる“顔が見える農家さん”というわけですね。
吉田 おっしゃるとおりです。地元のスーパーなら担当者さんやお客様と直接コミュニケーションを取り、鮮度の高い野菜をスピーディにお届けすることができます。私も適正価格で野菜を販売できるのでWIN-WINの関係を築くことができるんですよ。
嶋 まさに、地域を支え地域に支えられる農業を実践していらっしゃる。顔と名前を知られているからこそ安心を運ぶことができるのでしょうね。
吉田 ええ。「吉田さんの野菜だから買う」「新鮮な野菜が待ち遠しい」という声をお客様からいただくと、「農家になって本当によかった」と大きなやりがいを感じます。
嶋 まさに、地域を支え地域に支えられる農業を実践していらっしゃる。顔と名前を知られているからこそ安心を運ぶことができるのでしょうね。
吉田 ええ。「吉田さんの野菜だから買う」「新鮮な野菜が待ち遠しい」という声をお客様からいただくと、「農家になって本当によかった」と大きなやりがいを感じます。