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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

電気設備の稀有な実績で 地域と関係者に恩返し!
合同会社A.コカミン 業務執行社員 代表 石川浩市

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 群馬県佐渡郡にある合同会社A.コカミンさん。「未来を想像する総合企業」として電気設備の設計・製作の仕事をメインに幅広い業務を手がけているそうですね。
 
石川 はい、電気設備といっても、一般家庭ではなく変電所の設計や製作など他ではあまり扱わない特殊な電気設備の仕事が中心です。住宅と違い、ビルや工場など各種施設では多くの電気を使いますよね? そのため、安定した電力の供給には、キュービクルと呼ばれる変電設備が不可欠なんです。私は高校で学んだ機械科の知識を活かしつつ、スーパーゼネコンや本田技研工業、ニコン・キャノン、エプソンのイノベーションセンター、ソフトバンクのサーバーセンターなどの現場で電力変換・配電設備に必要な設計・製作のスキルを磨いてきました。そのノウハウを活かして事業を展開しているんです。
 
矢部 培ってきた専門的な知識と確かなノウハウを駆使して他の業者ではなかなかできそうにない仕事をしていらっしゃるんですね。ビルや工場など各種施設のインフラを支える重要なお仕事だと思います。
 
石川 はい。起業後はセキスイのミドルソーラーや本田技研工業のメガソーラー中央監視システムの設計・製作にも関わっています。
 
矢部 有名企業の運営基盤となる部分を陰で支えておられるところに、石川さんの実績と信頼を感じます。独立を考えたのはどうしてなんですか?
 
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石川 実は会社員時代には独立願望はなかったんです。ただ、忙しく充実した毎日が続く中で健康管理が後回しになってしまい、体調を崩して仕事ができなくなってしまったんですよ。
 
矢部 それは大変でしたね。充実していたからこそ悔しかったことと思います。
 
石川 ええ、思うように体を動かすことができず、苦しい日々が続きました。それに、体調がある程度回復してからも、これまでと同じように働くのが難しくなってしまったんです。そんな中、かつての同僚や取引先の皆さんから「石川さんのペースで働けるように俺たちが応援するから、起業してみれば?」という申し出を受けたんです。しかも、そのための出資もしてくださいました。それで、「私のことを親身に考えてくれる仲間の思いに応えたい」という一心で、独立したんです。