狩野　多種多様な資格をお持ちで、驚きましたよ！　それらの知識を活かすことで、企業だけでなく個人へのアプローチも可能にされている点が素晴らしいですね。特に今の時代、多くの企業が人材採用に困っているのではと思います。
 
池本　おっしゃる通りで、どのお客様も採用活動に苦労されていますね。そこで当事務所では採用定着支援として、求人票の書き方から面接の仕方、待遇の決め方やその後の昇給に至るまで、企業の成長、発展はもちろん、求職者目線でもアドバイスを行います。そうして企業の問題点を浮き彫りにすることで、採用活動の改善につなげています。
 
狩野　求職者の思いと企業の考えにはズレが生じがちですから、相違点を求職者目線で教えてもらえるのは、企業にとっても非常に心強いですね。そのような採用活動はもちろんのこと、社員の教育や退職など、各段階に応じたサポートも求められるのではないですか？
 
池本　ええ、日々さまざまなご相談をお受けしています。弁護士などほかの専門職と比較しても社労士は会社に近い存在ですから、些細な疑問も含め、気になることがあればお気軽にご相談いただきたいと思っています。
 
狩野　弁護士といえば、訴訟など法律的な問題が生じた際の相談相手として思い浮かびます。一方で社労士は“人”に関するさまざまな疑問や悩みについて頼れる、私たちにとってより身近な存在なのですね。一般の方は社労士の仕事内容についてわからない点が多いと思います。でも、こうしてお話をうかがうことで、ほかの専門職と比べても敷居が低く相談しやすいとわかり、社労士というお仕事に魅力を感じましたよ。