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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

メイクで人生が輝きだす 心理学を活用し魅力発見
Salon Ranunculus 代表 荒金真由美

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県宝塚市に拠点を置く、Salon Ranunculus(サロン ラナンキュラス)さん。メイクセラピーというサービスを提供されているとお聞きしました。どのような内容のものなのでしょうか?
 
荒金 心理学に基づくカウンセリングを通して、お客様がなりたい理想の自分をヒアリングし、それにふさわしいメイク方法を指導します。完全予約制でお客様のお住まいを訪問し、1回3時間かけて行うサービスです。
 
濱中 初めて耳にするサービスです。メイク方法によって、それほど大きな変化があるのでしょうか?
 
荒金 ええ。カウンセリングするうちにお客様が本当の自分の気持ちを自覚したり、言葉とは裏腹の理想があることに気付いたりと、いろいろな発見があります。そして自分の心の声に気が付き、自分を許すことができた時、驚くほど表情が輝くんです。それまで自分を無意識に押さえ付けていた方が、セラピーをきっかけに、自己受容することができて、それ以来、自分も美しくなってもいいんだと勇気が出て、服装などもがらりと変わられたこともありました。メイクで人生は変わるんです。メイクは半顔だけ私がやらせていただきます。次の日からそのメイクで生きていっていただくために、残り半顔はご自身でメイクができるように伝授させていただいております。
 
濱中 なるほど、それで新しい自分になれるわけですか! 荒金代表はメイクアップアーティストとして長く活躍されてきたとうかがっています。この仕事を選んだきっかけを、ぜひ教えてください。
 
荒金 私は子どもの頃にバトントワリングに打ち込んでいまして。ステージで披露するとき、美容関係の仕事をしていた母にメイクしてもらったんです。そうしたら、自分が誰よりもかわいいと思えて、すごく自信になったんですよ。もともとは自分がスポットライトを浴びたいタイプだという自負があったものの、あの日の自分のような体験を誰かにさせてあげたい気持ちが湧いてきたことが、メイクの道を志す原点になりました。
 
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濱中 ご自身の体験がもとになっているのですね。一口にメイクアップアーティストのお仕事といっても幅広いと思います。荒金代表の場合はどのような分野で活動されてきたのでしょうか?
 
荒金 初めは弟子入りした先生のもとでファッションショーのヘアーメイクをしていました。フリーになってからはテレビ、CMなどの映像関係やカタログの仕事にシフトしまして。業界に入って、39年になります。ただ、新型コロナウイルスの影響で状況が一気に変わってしまったんです。