タージン　兵庫県尼崎市で訪問介護事業所すこやかを運営する、合同会社健やかさん。まずは上川代表の歩みから教えてください。
 
上川　私は学生時代に野球・テニス・水泳などのスポーツに打ち込んでいました。学業修了後は一般企業に入り営業職を経験したんです。その後、母の勧めでデイサービスに転職しまして。経験を積んだ後、友人と共に会社を立ち上げ訪問介護事業をスタートしました。弊社を起業したのは2024年1月で、現在は私を含めヘルパー4人と事務員1人の陣容で高齢者や障がい者の訪問介護を手がけています。
 
タージン　この業界に入ったのはお母様の勧めがあったからなんですね。社名の由来も気になります。
 
上川　「健やか」は私の名前の「健」から名付けました。利用者様にいつも健やかな気持ちで過ごしていただこう、そのために自分達も健康でいれるよう余裕を持って働こうと意味を込めました。
 
タージン　利用者さんもスタッフさんもみんなが健やかでいてもらいたいという思いが込められていると。事業所の特徴はどんなところにありますか？
 
上川　ポリシーは利用者様の生活の質を向上させること。病気や年齢などの理由でそれが難しくても可能な限り現状を維持していただけるようにする。そこで重視しているのは医療などさまざまな専門職の方とつながりチームで介護に取り組むことです。自分たちだけで頑張るのではなく、他の事業者と連携し積極的に頼っていくことを大事にしています。
 
タージン　そうすれば利用者さんのためになるだけでなく、スタッフのヘルパーさんにもゆとりが生まれてよりよい介護ができそうですね。見事なアイデアだと思います。