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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

経営の悩みを解決する 中小企業のパートナー
よしくに中小企業診断士事務所 代表 上杉嘉邦

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 京都府長岡京市を拠点に活動している、よしくに中小企業診断士事務所の上杉嘉邦代表にお話をうかがいます。まずは事業内容を教えてください。
 
上杉 私は中小企業診断士として、災害などの危機的な状況が起こった際の経営戦略を考える業務継続計画、通称BCPの策定支援を中心に、従業員の方の健康に留意した経営プランを立てる健康経営支援、補助金の申請サポート、経営計画の策定や商品開発など、中小企業の経営に関する課題全般を解決するコンサルティング業務を行っています。スポーツで例えるなら、いわばトレーナーやコーチのような立場ですね。
 
畑山 トレーナーのサポートはアスリートにとって必要不可欠。経営者の方々にとっても、そのような存在が身近にいてくれると心強いです。上杉代表は、前職は医療関係だったとお聞きしました。
 
上杉 はい。外資系の大手医薬品メーカーに勤めていました。最初は営業職から始め、その後は医薬品の臨床開発に25年ほど携わったんです。それから50歳を迎える前に、自分の人生を見つめ直す機会がありまして。そこで、地域社会に貢献できる仕事に挑戦しようと思い立ったんです。そして退職後に中小企業診断士の資格を取得し、2023年1月に当事務所を開業しました。
 
畑山 これまでとは異なるお仕事で、なおかつ取得が難しい資格に挑戦なさるとはすごいバイタリティです。資格を取得するまでは大変だったのではないですか?
 
上杉 ええ。でも、それも良い経験になりました。特に養成課程では実際の企業に身を置きながら企業分析をし、業務の改善案を提案書の形で報告するという実習を行いまして。そこで実践的な知識やノウハウを得られたのは、開業するにあたって大きな自信になりました。
 
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畑山 資格のための勉強だけでなく、実務の経験も積んでこられたとなれば、仕事のうえでの説得力があります。上杉代表がお仕事の中で力を入れている取り組みもお聞かせください。
 
上杉 冒頭で紹介しましたBCP策定支援に一番力を入れています。例えば、畑山さんはボクシングの試合に際して、勝ち筋や戦略をどのように立てていたんでしょうか?
 
畑山 まずは相手に合わせて、10ラウンド戦わなければいけなさそうなら10ラウンド分、12ラウンドかかりそうであれば12ラウンド戦えるだけの体力をつけます。それから勝ち筋としては、判定で勝てるように考えますね。