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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

各々の個性に合わせた 福祉サービスを提案
一般社団法人インクルラボ 代表 福迫かずや

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 阿部桃子(ミス・ユニバース元日本代表)
阿部 さいたま市を拠点に、視覚障害者のための福祉サービスを手がける一般社団法人インクルラボさん。外出が困難な方の同行援護などのサービスやご自身での講演活動、福祉体験授業を行っておられるそうですね。
 
福迫 はい。私は32歳のときに目の病気を患い、中途視覚障害者となりました。右目は視野・視界の一部が狭い状態で、左目は何も見えません。「低視覚」「ロービジョン」という状態です。急に見えなくなったことで、仕事はもちろん、日常生活にも支障が出てしまいまして。中でも困ったのが、情報障害と呼ばれる部分です。
 
阿部 必要な情報が得られにくくなるといった意味でしょうか。
 
福迫 そうですね。目や耳などの身体的な障害を抱えることに加え、情報そのものにアクセスができなくなることを言います。どんなサービスが受けられるのか、支援してくれる団体の有無など、必要なことがまったくわからない。当事者はもちろん、その家族も情報が得られず、周囲から孤立し、後ろ向きになってしまいます。でも本来は、障害やその人の個性に合った道筋が何かあるはずです。あきらめずに前向きになるためにも、支援などの情報は必要なんですよ。障害を持つみなさんが前向きにやりたいことを見つけ、実現、自走できるようなお手伝いをするのが私たちの役割です。
 
阿部 ご自身が情報の必要性を痛感されたことが、立ち上げのきっかけとなったんですね。
 
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福迫 それに加え、障害支援者のトレーナーとして指導に入っていた、副代表の鳥山浩子との出会いもありました。課題について共有し、彼女から「当事者主体で声を挙げることに意味がある」と背中を押されたことが起業の契機になったんです。以来、あらゆる人が排除されず理解し合える社会を目指す「インクルーシブ」を掲げ、障害にとらわれず、自分らしく生きるみなさんを支援するため奔走しています。
 
阿部 頼もしいです。今後の展望はいかがでしょう。
 
福迫 ヘルプマークの普及や、社会参加を通じて中途視覚障害者の自立に向けた活動に力を入れています。行政や医療機関などと連携を取りながら、横のつながりも増やしていければと考えているんです。また、今後はプレミアム音楽ライブやFMラジオも予定しています。障害を持つ方は一人ひとりが孤独で壁をつくってしまうことも多いですから、その垣根をなくしたいです。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
遊び心を持ち、やりたいことに挑戦し続けることです。その中でいろんな方に出会ったり、さまざまな気付きを得たりすることが生きがいとなっています。
(福迫かずや)
 

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一般社団法人インクルラボ

〒336-0042 埼玉県さいたま市南区大谷口675-7-302

ホームページ
https://www.incl-lab.com/

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