B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安全を守る 女性経営者の警備会社
AREA ONE 代表 川満レナ

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪市生野区を拠点に躍進中の警備会社、AREA ONE(エリアワン)さん。昨年の2023年12月に起業した川満代表は26歳の女性経営者です。まずは社名の由来や事業内容を教えてください。
 
川満 弊社の屋号は、「大阪で一番の警備会社になる」という意気込みを表しているんですよ。主な業務は土木・建設工事現場の交通誘導警備。現場付近の人や車の流れをスムーズにする誘導で、顧客満足度を高めることを追求しています。また、常に危険と隣り合わせの仕事なので、新人は3日間・20時間以上の研修を経て警備の知識と技術を身に付けてもらうなど、しっかりと育成をしたうえで丁寧なサービスを提供し、地域の暮らしに貢献しています。
 
畑山 大阪で一番になるという意気込みを表した屋号だったんですね。その目標に向けてしっかりとスタッフ育成を進めながら事業拡大を目指しているという印象です。川満代表がこのお仕事で起業を決意した経緯も気になります。
 
川満 生野区で生まれ育った私は、18歳の頃から知り合いが経営する警備会社で母が事務をしていたことがきっかけでアルバイトを始めました。ちなみに、その会社は他のアルバイトより給料が高かったことも飛び込んだ理由の一つです(笑)。最初は警備の仕事が嫌で逃げ出したこともありますが、我慢して続けるうちに苦にならなくなりました。
 
畑山 26歳ですでに8年という豊富な経験があるとは驚きました。独立願望も以前からお持ちだったのでしょうか。
 
glay-s1top.jpg
川満 はい、経営者になることが私の夢でした。そして、それを実現する自信もあったんです。それで警備の仕事で独立を決めてからは、ある警備会社の経営者に相談したんです。でも、「しっかりした経営者になってほしい。だからすべては教えない」と、期待したほどのノウハウを教えてもらうことはできませんでした。でもそうやって言っていただいたおかげで、経営者には大きな責任が伴うものなのだとあらためて実感できましたし、頑張ろうというエネルギーがますます湧きました。
 
畑山 起業の覚悟を後押ししてくれたその社長さんは、まさに川満代表の恩人と言える存在ですね。