畑山　2022年に開校された、東大阪市のながた数理教室さん。こちらの学習塾にはカフェが併設されているのですね！　自習型カフェは多いものの、このスタイルは珍しいのでは。
 
安田　私は塾の講師として31年間勤める中で、実はずっとカフェを持つのも夢だったんです。独立と同時にこの夢を叶え、今は塾が始まる前の午前中を利用してカフェを営んでいます。カフェが教室を知ってもらうきっかけにもなっているんですよ。
 
畑山　それはいい効果ですね。ちなみに安田代表は理工系の大学在学中、高校の数学教師を目指しておられたとか。学習塾に就職され、独立に至った経緯も気になります。
 
安田　多忙な教師よりも塾の講師のほうが生徒一人ひとりをよく見られるのではと思い、学習塾に就職しました。ただ、勤めていたのが進学塾だったため勉強についてこられない生徒もいて、そうした子どもたちにとことん付き合おうと独立を決めたのです。
 
畑山　安田代表のように、一人ひとりに寄り添ってくださる方はありがたいですね。
 
安田　実は私自身、子どもの頃は算数が大の苦手で、小4の時に必死で克服したにも関わらず、中1の数学で再びつまずきました。でも通っていた塾の先生の教え方がとてもわかりやすく、成績が上がっていったんですよ。こうした経験があるからこそ、できない子の気持ちやつまずきの原因がよくわかるんです。
 
畑山　意外でした！　そのご経験が、カリキュラムに縛られない、わかりやすい学習指導に活かされているのですね。