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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

生徒と共に成長していく 大学受験特化の学習塾
株式会社NIT/ナイト受験ラボ 代表取締役 市場元樹

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 群馬県桐生市で学習塾「ナイト受験ラボ」を運営する株式会社NIT(エヌアイティー)さん。まずは市場社長のご経歴から教えてください。
 
市場 私はもともと大手の学習塾で講師をしていました。そこで現在当塾で講師を務める長澤幸秀および田中健士と出会い、意気投合したんです。そんな中、長澤から「3人で一緒に独立しないか」と提案されまして。塾講師を始めた当時、私は公認会計士の資格取得のために経営を勉強していたので、私が経営面を担い、田中と長澤に教務を任せる形で弊社を設立しました。実は、会社名は私たち3人の名前からとっているんですよ。
 
矢部 NITとは、長澤さん、市場さん、田中さんのイニシャルだったんですね! こちらの塾に通うのは、近隣の桐生高校の生徒さんが中心だとお聞きしました。
 
市場 そうなんです。桐生高校の生徒向けに学力向上や大学受験に特化したサポートを行っています。授業は私が数学と物理と化学を、田中が国語と生物、長澤が英語を教えていまして。そのうえで、私たち講師3人が長い時間、生徒一人ひとりに寄り添いながらサポートできるのが当塾の強みだと考えています。というのも、高校一年生で入塾した生徒は、当然ながら卒業までの3年間教えることになりますよね。高校では授業の科目ごとに教師がかわりますから、学校の先生よりも長い期間、生徒たちと授業で関わることになります。それだけの時間を一緒に過ごしていると、生徒の性格や、苦手分野と得意分野、成績の伸ばし方などが自ずとわかってくるんです。
 
矢部 生徒さんも自分自身の特徴を知ったうえで教えてもらえると、安心感があると思います。授業をするにあたって、工夫していることはありますか?
 
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市場 例えば理系科目ですと、問題に対してさまざまな角度から見て考える力を養うために、解答集に記載のない解き方も教えています。答えは一つでも、応用問題や発展問題では解法が複数あるので、考える余地が生まれますからね。また、文系科目では問題への取り組み方とともに、書かれている文章の内容と私たちの身の回りの出来事がつながるような、実感をもって理解できる話を交えた授業もしています。理系・文系いずれの教科でも、生徒たちが飽きずに学習に取り組めるよう工夫し、入試対策だけでなく実社会で生きるための力を育めるよう心がけているんです。
 
矢部 ただ問題を解くだけでなく、人生のうえで役立てられる知恵を養っておられるのは素晴らしいですよ。