福間 はい。新卒で勤めたコンサルティング会社では10年間、自社商品の営業を担当しました。その後、連携していた外資系企業との間にできたプロジェクトチームで、商品開発と全国展開の営業販売を行い、2年後にコンサルティングの講師になったんです。プロジェクトチーム時代は組織診断も行ない、年間150社ほど企業診断の実績があります。お会いした経営者の方々は1万人以上です。
水野 素晴らしい実績です! 多岐にわたる業種の現場を複数見てこられた後、独立したわけですね。現在は人材教育プログラムに力を入れていると聞きました。
福間 はい。経営者の方々への研修や次世代管理者のマネジメント能力開発、エルダー人材の再活性などがあります。また、新入社員・中堅管理職・幹部職の研修プログラム作成など、クライアント企業の目的や戦略課題に合わせたカスタマイズ研修も行っていますよ。
水野 すごい! オーダーメイドの研修もできるんですか!? 多くの企業や人材を見てきた福間社長だからこその取り組みですね。研修で大切にしていることはありますか?
福間 常に受講者さんに合わせて1つ上のハードルを用意することでしょうか。ただ研修をして終わりではなく、どこまで理解しているのか確認しています。前提にあるのは「受講者に対する敬意」を持つことです。講師は先生と呼ばれる仕事で尊大になりがちです。受講者さんを見下すような話し方、威圧的な態度を取る人、淡々とプログラムをこなすだけでは受講者さんは信頼してくれませんからね。
水野 信頼できない講師だと心を閉ざしてしまうんでしょうね。それではせっかく教えてもらえるスキルやテクニックも、身につきそうもありません。
福間 その通りです。弊社の場合、研修では極力「変わるよう指導してください」とは講師に伝えず、「その方の自然体で出せる良さを見つけてください」と伝えます。そのようなスタンスで、個々人に適した努力の仕方とスキルアップへの道筋を伝授します。
水野 たとえ効率が悪くても、受講者一人ひとりに寄り添うことが信念なんですね。実りのある研修は受講者にとって、将来かけがえのない財産になると思います。親身な福間社長流の研修スタイルで、今後も多くの方の支えでいてください!
水野 たとえ効率が悪くても、受講者一人ひとりに寄り添うことが信念なんですね。実りのある研修は受講者にとって、将来かけがえのない財産になると思います。親身な福間社長流の研修スタイルで、今後も多くの方の支えでいてください!
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事を楽しむために自ら努力をすることです。逆に「誰かに楽しませてもらおう」と考えていると楽しめないものです。「楽しい」と思うことを見つけて膨らませることが大事で、それが生きがいにつながると思います。私の場合は受講者の方が「変わってきたな」と実感できたときが無上の喜びの瞬間です。
(福間昭史)