平田(洋) 私は医療情報担当者――いわゆるMRを経て医薬品臨床試験の会社でずっと働いていましたが、コロナ渦にストレスで体調を崩し、休職することになりまして。将来を考える中で、不安を抱えながら復職するよりも自分のペースで働ける環境があればいいなと思うようになり、退職して起業を決意しました。
平田(雄) 私は現在も会社員です。妻の起業を応援すべく、結びの縁側の運営にも携わっています。人生100年時代と言われていますし、この先も充実した人生を歩めるようにと思い、結婚相談所を立ち上げようという話になりました。
水野 コロナ禍を経て仕事観の変化があって現在に至るわけですね。いろいろな業種がある中で、なぜ結婚相談所を選ばれたのでしょう?
平田(洋) 二人だからこそできることは何だろうと考えた時に浮かんできたのが結婚相談所でした。夫と妻、男性と女性、両方の観点からアドバイスできるのがメリットだと思います。
水野 なるほど。実際のご夫婦にお話をうかがえると、相談者さんも結婚へのイメージを掴みやすいですよね。ほかにも、結びの縁側さんのアピールポイントがあればぜひお聞かせください。
平田(洋) 最近は「こんな自分でも結婚できるのかな」と、自信を持てない方が少なくありません。でも、皆さん、実は自分の持つ良さにただ気が付いていないだけなんです。ですから、相談者さんの魅力をたくさん見つけ、伝えてあげることで、自信を取り戻していただくお手伝いをしています。私が相談者さんに声を大にしてお伝えしたいのは、「結婚はゴールではない」ということ。結婚したいからと見栄を張ったり自分を偽ったりすると、必ず後で苦しくなります。ありのままの自分をさらけ出し、それを受け入れてくれる相手を見つけることが幸せの秘訣だと思っています。