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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

厳選素材の味を活かした 耳まで美味な匠の食パン
食パン工房 匠 代表 前川恭司

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 食パン専門店の食パン工房 匠さんは、神戸市と明石市に店舗をお持ちだそうですね。前川代表は、パン一筋で歩んでこられたのでしょうか。
 
前川 私はもともと料理人で、ホテルのフレンチ料理や鉄板料理などを担当した後、産婦人科医院の調理師として入院食にフレンチ料理を提供していたんです。ちょうどその頃に、この食パンに出合い、一口食べてその味に惚れ込みまして。「この食パンがつくりたい!」と、お店に頼み込みました。
 
濱中 それまでのキャリアと異なるパン職人を目指すほど、その食パンに魅せられたのですね。
 
前川 はい。当時は漠然とレストランを経営できたらと思っていたので、いきなりの方向転換に妻や周囲からは反対されたものの、「私にはこれしかない」と思ったんです。そして修業を経て、2000年に1号店を明石市にオープンしました。その10年後の2010年には、東灘店もオープンしたんです。
 
濱中 巷でいう食パンブームが起きる前から食パン専門店を続け、順調に店舗も増やしてこられたとは素晴らしいです。ぜひ、四半世紀近く専門に手がけてこられた食パンの特長を教えてください。
 
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こだわりとおいしさが、20年にわたり愛される秘訣
前川 当店の食パンは北海道十勝産の生クリームやバター、天然のにがり塩、成分バランスにこだわったミネラルウォーターなど使用する素材を厳選しています。また、長時間発酵で熟成させることで小麦など素材の味を活かし、旨味と甘味が凝縮した味わいに仕上げました。添加物も一切使っていませんし、卵は使用していないので卵アレルギーをお持ちの方でも安心してお召し上がりいただきたいですね。
 
濱中 小さなお子さんも安心して食べられるのはありがたいですね。ちなみに、パンはどんな種類があるんでしょう?
 
前川 食パン以外に、土曜日限定でレーズンパンを販売しているほか、東灘店のみ丸パンも販売しています。レーズンパンは数量限定のため、食パンをご購入いただいたお客様お一人につき1本の販売とさせていただいています。ありがたいことに、どのパンも大人気で売り切れてしまうことが多いんです。