山田　では、野々村代表の遺品整理と向き合うポリシーをさらに詳しくお聞かせください。
 
野々村　遺品はあくまでも遺品であってゴミではありません。ですから私は、事前の打ち合わせで故人様のお人柄まで詳細にヒアリングしています。人物像を心の中に思い浮かべながら、「遺品整理は家財整理」という信念を貫き心を込めて仕分けているんです。
 
山田　作業中、捨てるべきか残すべきか迷う物が出た場合はどうするのでしょう。
 
野々村　もちろん、遠方にいらっしゃる場合でもお客様に電話で確認します。そうして捨ててはいけないものをきちんと残し、お客様からお礼の言葉をいただけると気持ちが良いですね。ただ、私の仕事は丁寧なので他社より時間がかかっているかもしれません。
 
山田　遺品整理会社の質もさまざまだと思います。中には現金や貴重品を懐に入れる悪質な業者もいるかもしれません。重要なのはどういう人にお願いするか。野々村代表のように誠実な方なら、ご遺族も大船に乗った気持ちで遺品の整理をお任せできますよ。