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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

熟練の技で金属部品加工 音叉の開発でさらに躍進
マルサン精工株式会社 代表取締役 三輪竜三郎

 
プロフィール 岡山県出身。学業修了後は、金属加工の企業に就職。金属の加工から検査まであらゆる現場を経験し、技術を身に付けた。その後、2013年にマルサン精工(株)を設立。マシニングセンタを導入し、半導体製造装置や産業機械などの難易度の高い加工も手がけるようになる。後に、オリジナルブランドの「輝響」で音叉やアクセサリーの製造販売もスタートした。【ホームページ
 
 
 
マシニングセンタを駆使し半導体製造装置や産業機械、鉄道車輛関係を中心にさまざまな部品加工を手がけるマルサン精工株式会社。代表取締役の三輪竜三郎氏は金属加工の会社での経験を積み2013年に独立。周囲の支えと不屈の闘志で時代の荒波を乗り越えてきた。近年はオリジナルブランド「輝響」で音叉やアクセサリーの製造販売もスタート。一般消費者との接点を増やしさらに大きなやりがいを感じている。
 
 
 

マシニングセンタよる高難易度な部品加工

 
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インタビュアー 山田勝己(タレント)
山田 岡山市北区にあるマルサン精工株式会社さんでは、切削や研削などの金属加工が行える工作機械、マシニングセンタによる小物部品加工を手がけているそうですね。具体的に、どのような部品を製造していらっしゃるのでしょう?
 
三輪 弊社では半導体製造装置や産業機械、鉄道車輛の部品加工などを幅広く請け負っています。最大の特徴は、対応力の高さとフットワークの軽さです。難易度の高い加工にも積極的に挑戦し、お客様のご要望に確実にお応えできると私も大きなやりがいを感じますね。
 
山田 技術や納期で他社と差別化を図っているというわけですか。楽しみながら仕事に取り組む三輪社長の姿勢は頼もしい限りですよ。そこから生まれたのが独自の商品なのでしょうか。
 
三輪 ええ。弊社は長年にわたり培った金属加工の技術を生かし、「輝響(ききょう)」というオリジナルブランドで音叉や風鈴、アクセサリーの製造販売も手がけているんです。
 
山田 私も鉄工所を経営しているんです。先ほどマルサン精工株式会社さんの工場を見学させてもらいました。マシニングの設備投資には莫大な資金が必要になりますよね。開業のご苦労も大きかったと思います。ぜひ、三輪社長のご経歴を教えてください。