竹田　そういった貴重な資材は、弊社独自のネットワークを駆使して調達しています。生前の父と一緒に、岐阜まで買い付けに行ったこともあるんです。今でもベテランスタッフの助けを借りて資材調達に出回ることがありますね（笑）。
 
水野　業界での信頼関係もしっかり構築されているんだ。お父様の苦労を厭わない姿勢が、今でも根付いている証拠ですね。そのほかにも先代の教えがあれば教えてください。
 
竹田　「スタッフの家族も社員の一員だと思いなさい」との言葉を肝に銘じています。弊社に関わる一人ひとりに責任を持つ、使命感と言いましょうか。
 
水野　素晴らしい教えです。スタッフさんご家族の生活も背負うことが、経営者の本分であると。竹田社長ご自身も動き回っている印象ですね。
 
竹田　お客様とコンタクトを取ったり、まだまだ現場にも行ったりしています。お客様にちょっとしたサプライズを提供することも、やりがいの一つなんですよ。例えば店舗の建設で、手動シャッターを電動に変えたほうが便利だと気付き、注文内容にプラスして施工させていただいたこともあります。
 
水野　そういう配慮は嬉しいな。素人にはわかりづらいけれどあったら助かる部分も、形にしてくれるわけだ。なかなかできない価値提供ですよ。ぜひ、これからの御社の展望もお聞きしたいです。