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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

心のバリアフリーで
障害者の余暇を支援

 
 
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江口 障害をお持ちの方はいつもと違うことや予期せぬトラブルがあると自分では対処できないことがあります。そのような時こそ肝心なのは、利用者様と目線を合わせ心から共感して意思の疎通を図ること。そうすれば必ずコミュニケーションが取れるんです。それに、利用者様は自分の気持ちを口にできなくても、私たちの発する言葉や考えていることを理解しているんですよ。
 
名高 その時に「障害があるかわいそうな人だ」と思ってはいけないのでしょうね。
 
江口 もちろんです。障害はその方のパーソナリティの一つ。人それぞれに個性があるのと変わりはありません。弊社の役目は、一人ひとりの個性に合わせて尊重しお付き合いすること。それを私たちは“心のバリアフリー”と呼んでいるんですよ。そして、私たちのことを好きになっていただくこと、これに尽きるんです。
 
名高 江口社長のお話からは、障害者のみなさんへの尊厳の念を感じます。
 
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江口 ありがとうございます。弊社の信念は利用者様にやりたいことをしてもらうこと。例えば、食事の時に手づかみで食べてしまう方がいたとします。私たちは「箸使う?」と促すことはあっても「箸を使いなさい」と指導することはありません。利用者様が手で食べたいのなら、好きなようにさせてあげ、後でヘルパーが手を拭いてあげれば良い。それが本当の介助だと考えているんです。私は、スタッフにも「利用者さんのしたいことや考えは危険なこと以外はすべて肯定するように」と伝え、徹底してもらっています。利用者様の指導や教育をすることではなく、利用者様のヘルプを行うのが私たちヘルパーの仕事ですからね。
 
名高 そうして、利用者さんに満足してもらえると喜びもひとしおですね。
 
江口 利用者様から「とても楽しかった」「また来週も出かけよう」とおっしゃっていただけると私のほうが嬉しくなってきます。これからも私たちの考えに賛同してくれるスタッフを増やし、ますます地域の福祉に貢献していきたいです!
 
名高 江口社長のお言葉からは、障害者のみなさんへの愛情や優しさとご自身が利用者さんから元気をもらっている様子が伝わってきました。その素晴らしい理念を貫き通して福祉業界を変革させてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分のしたことで、喜んでいただけた時はとても嬉しいです。そういった気持ちを蓄積して継続できれば、絶対に仕事は楽しくなると思います。
(江口竜也)
 

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