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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

海外の顧客にも寄り添い ニーズに合う物件を提案
株式会社ダハイム 代表取締役 伊賀正貴

 
プロフィール 大阪府出身。学生時代は野球に打ち込む。家庭の事情から大学を3年で中退し、野球の道も断念。アルバイトで資金を貯めてニュージーランドへ放浪の旅に出る。旅を通じて、価値観も変化するとともに社会性も向上。その後、不動産会社で働く中で海外の顧客とのつながりを強化していった。17年の経験を積み(株)ダハイムを設立。経験を活かし、外国人向けの不動産事業に注力している。
 
 
 
外国人、特にアジア圏をターゲットに、日本国内での自宅、投資物件やセカンドハウスを販売する不動産会社。それが大阪市北区の株式会社ダハイムだ。伊賀正貴代表取締役は学生時代、打ち込んでいた野球の道が絶たれた際に放浪したニュージーランドで、内気な性格が変わり、誰とでもコミュニケーションが取れるようになったという。その後、不動産業界で数多くの外国人と取り引きした実績を基に起業。経験を活かし、新たな夢にも走り出している。
 
 
 

価値観を変えたニュージーランド放浪の旅

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪市北区・天神橋筋六丁目駅からすぐの事務所で不動産業を展開する株式会社ダハイムさん。たくさんの開業祝いのお花に囲まれた社内が華やかですね!
 
伊賀 ありがとうございます。開業したばかりで、お世話になった方々から、これほどたくさんのお祝いをいただけて感謝するばかりです。
 
濱中 まさに前途洋々の船出ですね! それでは気になる事業内容を詳しくうかがいましょう。
 
伊賀 弊社は不動産の売買仲介をメインに賃貸仲介、不動産投資のご相談、さらに、協力会社さんの力も借りて新築やリフォームを手がけています。大阪を中心に関西の物件を扱う機会が多いものの、ご縁ある方々より幅広くご紹介をいただいていて、東京でもビジネスを進めるなど全国規模で対応しているんですよ。その中で私が最も今後注力していきたいのが外国人向けの不動産事業です。
 
濱中 ということは、伊賀社長は海外経験が豊富なのでしょうか。独立までの歩みが気になります。
 
伊賀 学生時代は野球に打ち込んでいたものの、家庭の事情で野球をやめたことで、大学も3年で中退しました。もともと人と話すのが苦手だった私は、しばらく一人になりたくて、アルバイトで貯めたお金で1年ほどニュージーランドを放浪したんです。つまり、現実から逃げ出したんですね。ただ、この間に私の価値観と性格は大きく変わりました。世界中の人と出会ううちに誰とでもコミュニケーションが取れるようになったんです。