矢部　実際にCOCOlO GROUPさんで働くスタッフさんは、何人ほどおられるんですか？
 
佐藤　グループ全体で、およそ400名ですね。介護職のスタッフはもちろん、当グループでは訪問看護事業や病院の運営も行っていますので、医師や看護師の資格を持つスタッフも多く在籍しているんですよ。無資格であっても自社スクールで資格をたくさん取得してもらって、仕事に活かしてもらっていますよ。
 
矢部　非常に多くのスタッフさんが活躍していらっしゃるんですね。ただ、先ほどもお話にあったように、一般的に福祉や介護の業界に対するネガティブなイメージは根強いと思います。そのようなイメージを払拭するために、力を入れていることも教えてください。
 
佐藤　それは何と言っても、現場のスタッフたちが働きやすい職場をつくることですね。スタッフたちが働きやすく、やりがいを感じられるような職場でなければ、利用者様に対して質の高いサービスは提供できません。一番大事なのは、スタッフ自身が仕事を楽しめることですよね。そのために、他社よりもスタッフたちの給料や待遇を良くしたり、福利厚生を充実したりといった取り組みも行っています。
 
矢部　具体的にはどのようなことをしているんでしょうか？
 
佐藤　福利厚生の面では、日本各地でホテル兼保養所のため土地の確保、ハワイのコンドミニアムを所有しているんです。スタッフ本人だけでなく、そのご家族もそろって利用できるように勧めていますよ。当グループの保養所の多くは海に面した絶好のロケーションにあるんです。施設にハワイや海をイメージする名前がついているのは、私が海が好きだからですね。福祉や介護の仕事は人対人のサービス業ですから、やはりどうしても対人関係で悩んだり、ストレスを抱えてしまったりするスタッフも少なくありません。そこで、きれいな海を眺めながらゆっくり休息してもらえたらと考えているんですよ。
 
矢部　それは素敵！　日本だけでなく、海外にも行けるチャンスがもらえることがすごいです。