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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新築と古民家の改修で
街づくりにも貢献する 

 

こだわりの積み重ねが長く愛される家になる

 
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鶴久 中根社長が家づくりでこだわっているポイントはなんでしょうか。
 
中根 そこに住まう方の安全を確保し、安心して健康で快適に過ごせることです。それは建築の基本であり大前提でもありますから、絶対になくてはならないポイントだと思います。ですから、部材の1mm単位でもこだわって調整しているんです。つくり手がそこまですることで、どこか無意識的にお客様や住まい手の心地良さにつながっていくと思います。つくる側である私たちにとってはそれが非常に重要なことだと考えているんです。
 
鶴久 その気持ちはとてもよくわかります。私も作曲の際には、それを聴く人にとっては気付かないような細かい部分にもこだわっていましてね。細かいこだわりの積み重ねがあるからこそ、ファンからも長く愛される作品になっていくのだと思うんです。家も長く住み続けるからこそ、きっと音楽と同じなのではと思います。
 
中根 分野は違えど、ものづくりの観点では多くの共通点があると思います。実は私たちがいるこの事務所もリノベーションしたものなんです。もしよろしければ、見学してみませんか?
 
鶴久 お願いします! こちらはトイレですね。すごくおしゃれだなぁ。この木の天井・壁や、入口から奥に向かって斜めに設計されているところに工夫を感じます。
 
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中根 木目は人の腰から下を横線に、その上から天井までは縦線になるように設計しています。そうすることで、人が居心地の良さを感じる形やアクセントを随所に取り入れているんですよ。さらに、入口を広くし奥に向かって斜めに絞ることで奥行きが感じられ、圧迫感がなく実際よりも広く見えるんです。
 
鶴久 素晴らしい技術です! 中根社長のこだわりを感じますし、心地良い空間だと思いました。このような素敵なお家で暮らせたら、癒やされるだろうなぁ。では、最後に今後の目標を教えてください。
 
中根 会社の規模を拡大することよりも、一人ひとりのお客様に真摯に向き合い、寄り添っていきたいと考えています。家づくりは楽しいと思っていただけるよう、今後も取り組んでいきたいです。また、他業種の企業など、さまざまな方との出会いを大事にしながら、現状に甘んじることなく経営者として成長したいですね。
 
鶴久 中根社長のお話には、同じクリエイターとして共感できる部分がたくさんありました。その熱意を大切にしながら、この地域に住む方々の幸せをつくり続けていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
“つくり手”と“住まい手”が共に手を取り合いながら一緒に家をつくり上げていく。それこそが、私にとって仕事の大きな楽しみです。
(中根健一)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社トット建築
■ 本社 〒430-0906 静岡県浜松市中区住吉1-40-11-2F
■ 事業内容 住宅および店舗の新築・リノベーション(設計、監理、施工)/古民家リノベーション(設計、監理、施工)/オーダー家具のデザイン・製作
■ 設立 令和5年4月
■ 従業員数 1名
■ ホームページ https://tot-kenchiku.com/