新井 北海道の経営者の親のもとで育った私は、子どもの頃からものづくりが好きで、インテリアデザイナーにあこがれ東京へ来まして。専門学校で勉強し、卒業後は水道工事の会社を経て内装工事を手がける会社に勤務しました。
矢部 いずれは独立を──と、当時から意欲を燃やしていらっしゃったのでしょうね。
新井 ええ。その目標を果たし弊社を立ち上げたのが2017年です。内装工事の設計から施工まで、協力会社の職人の手も借りながら一手にお引き受けしています。
矢部 住宅と店舗では、どちらの割合が多いのでしょうか。
新井 もともと住宅リフォームが中心だったものの、コロナ禍が落ち着いて増えてきたのが店舗工事なんですよ。私はオーナーさんのご要望に幅があり、世界に一つだけのデザインを実現できる店舗のリフォームが大好きでして。現在も韓国料理店、焼肉店などの改装を進めているところで、自分の個性も打ち出せるこの仕事が楽しくて仕方ありません。
矢部 私もバーを経営しているのでよくわかります。あまり極端な内装にできない住宅と違って、店舗はそこにしかないインテリアも価値の一つになりますからね。
新井 おっしゃる通りです。特に店舗を初めて出すオーナーさんは内装もわからないことばかりですよね。そこで私が一緒になってふさわしいデザインを考え、お客様の頭の中にあるイメージを形にしていくんですよ。そうして経営が軌道に乗り、「次の店舗のデザインも頼むよ」とおっしゃっていただけることが大きな喜びになっています。
矢部 素晴らしいですね。内装もさまざまな選択肢があると思います。例えば家具選びにもかかわってくださるのでしょうか。
矢部 素晴らしいですね。内装もさまざまな選択肢があると思います。例えば家具選びにもかかわってくださるのでしょうか。