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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鍛冶工事や金属加工で ものづくりの魅力を発信
アキカワ工業 代表 河原﨑彰

 
プロフィール 静岡県出身。学業修了後、大工工事の職人として就職。さらなる技能向上のため、職業訓練を受けるなどしながら建設業に関するさまざまな技術を身に着けた。その後、鉄骨や鉄製の建材を用いる鍛冶工事の職人に転身。2011年に独立して、アキカワ工業を開業した。現在は、ビルやマンションといった建物の建設工事のほか、鉄製のインテリア雑貨などの製作も行っている。【ホームページ
 
 
 
静岡県御前崎市で、鍛冶工事や溶接工事などを手がけるアキカワ工業。小学生の頃から両親にプレゼントされた工具を使ってものづくりに親しんできたという代表の河原﨑彰氏は、高い技術力をいかして建物からインテリア雑貨まで、さまざまな鉄製品を製作している。ものづくりの楽しさをたくさんの人に伝えたいと語る河原﨑代表の思いには、音楽業界に身を置く鶴久政治氏の楽曲制作に対する思いと多くの共通点があった。
 
 
 

幼少の頃からものづくりの楽しさに親しむ

 
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インタビュアー 鶴久政治(元チェッカーズ)
鶴久 静岡県御前崎市で鍛冶・溶接工事などを手がけるアキカワ工業さんにお邪魔しています。事務所のお庭には、ブランコや鉄棒などの遊具が設置してありますね。あれはすべて鉄製ですか?
 
河原﨑 そうなんです。鍛冶工事の技術を用いて、鉄鋼材を加工してつくりました。
 
鶴久 ご近所の子どもたちが遊びにきそうだ(笑)。事務所内にも、さまざまな鉄製の家具や雑貨がたくさんありますね。
 
河原﨑 これらもすべて、私が鉄材を加工したり溶接したりしてつくったものなんですよ。コーヒーフィルターを入れるスタンドや、手紙などを収納するレターラックといったものを製作しています。近年、レーザー加工などさまざまな技術がありますが、あえて手づくりにこだわっております。
 
鶴久 どれもデザインがおしゃれで、鉄ならではの重厚感があってすごく良いですね。河原﨑代表はもともとものづくりがお好きだったんでしょうか。
 
河原﨑 はい、小さい頃から工作などが好きでした。実は、私がまだ幼い頃に、両親からノコギリやかなづち、穴あけドリルといった工具セットをプレゼントされまして。その頃からものづくりには慣れ親しんでいましたね。
 
鶴久 小さな頃から工具を使っていたとはすごい(笑)。そんな河原﨑代表のご経験や現在のお仕事内容なども、詳しくうかがっていきましょう!