世の中のSDGsへの意識が高まり、市場規模が拡大し続けているリサイクル業界。競争が激化する中で、高い顧客満足度を獲得しているのが、買取モノウルだ。大型の家具・家電から、ブランド品までさまざまなジャンルの品物の買い取りを出張費・搬出費無料で提供している。「目の前で困っているお客様がいれば、できる限りのことをしたい」と語る玉垣代表に、これまでの歩みや、仕事への熱い思いを聞いた。
別業種から出張買取サービス業に転身
玉垣 私は小学校から高校まで野球に打ち込んでいました。社会人一歩目は、金融機関に就職したんです。その頃から、「いつか独立したい」という気持ちがありました。
水野 ずいぶんと早い段階で、独立心が芽生えてらっしゃったんですね。リサイクル業で独立しようと考えていらっしゃったのはその頃からだったのでしょうか?
玉垣 いえ。そのときの私はリサイクル業界についてはまったく知らなかったんですよ。何より当時は、お金もない、スキルもない、人脈もないような状態でしたから、独立する術を模索しているところでした。金融機関を退職してからは、土産品を企画・プロデュースを手がける会社に転職し、商品開発に携わっていましてね。そんなとき、知人が出張買取サービス事業を手がけていることを知ったんです。
水野 その方の存在が、玉垣代表がリサイクル業で独立するきっかけになったようですね。
玉垣 おっしゃる通りです。その知人から詳しく話を聞いた後、独立する前提でその人が経営する会社に入社したんです。その会社は大阪を拠点にしながら、近畿地方一帯の買取出張を手がけていましてね。私はプラットフォームの一部を任せていただいてノウハウを学び、2022年11月に買取モノウルを立ち上げました。