渡辺 専門学校で和食料理の基礎を学んだ後、県内の和食店やホテルをわたり歩き、修業を積みました。その後、蕎麦屋を営む母が倒れたことを機に実家に戻り、2002年に居酒屋を兼ねた蕎麦屋をオープンしたんです。やがて三重県の高級料亭が「一緒に仕出し弁当をやりませんか」と声をかけてくださり、居酒屋店を閉め弁当割烹を始めました。
吉井 思い切ったご決断をなさったんですね! 和食のプロがつくる高級料亭のブランド弁当をいただけるなんて嬉しいですよ。メニューを拝見すると、品数も、おばんざいの品目も多く豪華ですし、リーズナブルな点もおどろきました。
渡辺 おかげさまで、個人や法人のお客様から頻繁にご注文をいただくようになりました。自ら市場へ出向き、その都度いい食材を厳選して仕込んでいまして、召し上がる方に合わせておかずの構成を変えるといったご対応も可能ですよ。
吉井 お年寄りが食す場合でも、安心して食べやすい内容に変えることもできますね。素敵なお心遣いです! ちなみに最近では、渡辺社長が目利きした全国の「うまいもの」を自動販売機で売るユニークな試みが話題になっているとか。
渡辺 大阪のスイーツ、宇都宮の餃子、東京の豚骨ラーメン等の冷凍食品を「ど冷えもん」という自販機で販売中です。全国で話題になっている素晴らしい食品を集め、自販機で売るのもおもしろいかなと思い立ち、始めたんですよ。
吉井 自販機に、「空腹、襲来」などと書かれているところも遊び心があって楽しいですね。渡辺社長の柔軟な発想力や、旺盛なサービス精神を感じました。
渡辺 すべては出会いの賜物です。声をかけてくださった高級料亭さん、自販機での販売を許可してくださった企業さん、お客様、弊社のスタッフ等、さまざまな方とのご縁により、助けられて今の私があるのだと深く感謝しています。
吉井 渡辺社長のお人柄の良さを、皆さんが感じ取っているからこそ、良縁ができていくんだろうなぁ。今後もフレキシブルにお仕事を楽しみつつ、新しい取り組みに挑戦し続けてほしいです。そして地元から、食の輪がどんどん広がることを願っています!
吉井 渡辺社長のお人柄の良さを、皆さんが感じ取っているからこそ、良縁ができていくんだろうなぁ。今後もフレキシブルにお仕事を楽しみつつ、新しい取り組みに挑戦し続けてほしいです。そして地元から、食の輪がどんどん広がることを願っています!
「仕事を楽しむ」とは‥
出会いの楽しみですね。いろいろな人と出会うと刺激を受け、それが新たな発想やひらめきにつながります。
(渡辺利仁)
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