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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

本来の“声”を取り戻す コンプレックスを強みへ
Officeえん人 代表 押田裕亮

 
プロフィール 京都府出身。社会人になりライブハウスに就職し、技術を学ぶためオペレーターとして見習いからスタート。やがてマネージャーとして店の運営に携わる立場となり、やりたい方向性と違ってきたため退社する。その後、リフォーム会社や教材代理店などで社会経験を積み、2022年1月Officeえん人を創業。声のコンサルティング会社として、研修・セミナー講師、各種司会・公演など活動の幅を広げている。【ホームページ
 
 
 
「私は人が大好きで、趣味は新しい価値観と出会うこと」と語るOffice(オフィス)えん人の押田裕亮代表。自身の声がコンプレックスであったという押田代表はその改善に成功し、同じ悩みを持っている人と共有すべく事業を立ち上げた。人生の理念として手の届く範囲の人たちに幸せと笑顔を届け、会社の理念としては光となって届けられるよう灯台の役目を担うべく、さまざまな企画に取り組んでいる。そんな“声”事業に期待が膨らむ。
 
 
 

声のコンプレックスを克服し声の声帯師へ!

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 Officeえん人さんは、個別Voiceコンサルティング、Voiceセミナー、起業・副業コンサルティング、コミュニケーション研修、新入社員研修、営業研修、個別営業コンサルティング、イベント司会、各種講演など、声に付随する事業を幅広く手がけているとうかがっています。押田代表は社会人第一歩目からこの業界なのですか?
 
押田 いいえ、社会人になって最初はライブハウスに就職しました。しかし、業務内容が自分の希望しない方向性になっていったことから退社しまして。その後はリフォーム会社で働いたり、教材販売の営業をしたりなど、さまざまな職種を通して社会経験を積ませていただきました。
 
亀山 なるほど。それにしても、声の事業とはとても珍しい印象です。今の仕事を始めたきっかけは何だったのですか?
 
押田 もともと私が自分の声に強いコンプレックスを持ちながら生きてきまして、一人でずっと悩んでいたんです。というのも、以前はかすれた声で、さまざまなワークを通して声を良くするために、いろいろな方法を試し続けてきました。その努力の結果、今現在の声になったんです。同様に、自身の声に悩んでいる人や、人が本来持っている声を取り戻すため、何かお手伝いしたいという気持ちが強くなり、“声の声帯師”として活動していこうと、独立を決めました。
 
亀山 自分のコンプレックスだった声を改善した成功体験を、他の人と共有しようと立ち上がったわけですね!