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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ハピネス心理学の実践で 幸福と成功が手に入る!
ヒューマニクス研究所 代表 宮崎英二

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 「ハピネス心理学」を提唱するヒューマニクス研究所の宮崎代表は、どのような経歴で独自の心理学を構築されたのでしょう。
 
宮崎 もともと私は自動車メーカーの研究開発部や広告代理店に勤務していました。その後、起業して文具・食品などさまざまな商品の開発を手がけていたんです。さらにその後、食と健康や心理学に興味を持って研究を進め、代替医療ネットワーク「カムネット関西」の設立に参画して副代表も務めました。そうした経験を経て現在は、幸せと成功のカギは“母と子”の関係をルーツとする人間関係学の、ハピネス心理学を広めるため全国でセミナーなどを開催しています。
 
八木 さまざまな経験を経て今があるわけですね。では、ハピネス心理学とはどんなものなのか、ぜひ詳しく教えていただけますか。
 
宮崎 人は常に他者とかかわりながら生きています。そして、本心では仲良くしたいと思っているのに、なぜか争ったり傷つけあったりしますよね。では、それをなくすにはどうすればいいのか。そこでハピネス心理学の「ほめて、認めて、勇気づけ」というシンプルで実践的な理論を使って良好な人間関係、家族や企業の幸せと発展を構築するために、セミナーや講座を開いているんです。
 
八木 ほめて、認めて、勇気づけ。具体的にどういったシーンでそれらを実践するのかを知りたいです。
 
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宮崎 例えば、奥さんの虫の居所が悪く、ご主人に文句ばかり言っているとしましょう。そんなときにご主人は「日本中を探しても、こんなに素晴らしい女性はいない」「何をしても天才」などと、ほめて、認めて、勇気づけてあげるんです。すると 小言やイライラもすぐに終わって仲の良い夫婦になれますよ。
 
八木 なるほど、口論して関係を悪化するよりも効果的に思えます。こうしたコミュニケーションは夫婦や家族ではなく、仕事のうえでも活用できそうですね。
 
宮崎 おっしゃるとおりです。不平不満や文句ばかり言ってくる上司には、歯向かうより「賢くて強い大物ですね。だから社長からもほめられるのですね」と声をかけてください。それだけで良好な関係を築けるようになるんです。この考え方は、親子、男女、上司と部下、監督と選手の関係にも当てはまります。