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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利他的な心で地域に貢献 人の愛に満ちた訪問介護
Visionary Vanguard株式会社/訪問介護事業所 紙ひこうき 代表取締役 小野道人

 
プロフィール 東京都出身。大学在学中に教員免許の取得を目指す傍ら、知的障がい児の支援ボランティアを行ったことから、福祉・介護業界に関心を持つようになる。その後、福祉施設にて自閉症や障がいを持つ子どもたちの支援のために児童指導員として従事。経験を積んだのち2017年にVisionary Vanguard(株)を設立し、訪問介護事業所、紙ひこうきの運営を開始した。同時に地域への社会貢献活動にも注力している。【ホームページ
 
 
 
Visionary Vanguard(ヴィジョナリーヴァンガード)株式会社では、地域で暮らす在宅の障がい児や高齢者に対し、日常の生活を支援するホームヘルパーの派遣を行う訪問介護事業所、紙ひこうきを運営している。小野道人代表取締役は、ボランティア活動をきっかけに福祉・介護業界に携わるようになったという。「とにかく人が好き」だと語る小野社長が紙ひこうきという事業所名に込めた思い、そして仕事にかける熱い思いを聞いた。
 
 
 

ボランティア活動をきっかけに福祉業界へ

 
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インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
内山 東京都八王子市で訪問介護事業所、紙ひこうきを運営するVisionary Vanguard株式会社さん。小野社長はいつ頃から福祉の業界に携わろうと思ったのか、これまでの歩みからお聞かせください。
 
小野 私が大学生のときに、教員を目指す傍らボランティアとして福祉活動に取り組み始めたのが、この業界に触れた最初の機会でしたね。私がボランティアとして参加させていただいた施設では、自閉症や知的障がいを持つ子どもたちの支援を行っていました。その中で彼らと時間を共有するうちに楽しさを感じるようになったんです。
 
内山 もともとボランティアとしての活動がきっかけだったんですね。
 
小野 はい。私は活動を通じて子どもたちの純粋さに触れ、その根底には彼らにしかない能力があると気付きました。それで、彼らの能力をもっと引き出せるような取り組みがしたいと考え、本格的に福祉の業界に携わるようになったんですよ。もともと、両親は私に教員になってほしいと考えていて、今でもその気持ちは消えていないようです。でも、私はいつか両親にも認めてもらいたいという思いもあり、この仕事をずっと続けています。
 
内山 なるほど。小野社長のお話から、障がい者福祉の仕事に対する誇りを感じますね。それでは詳しい事業内容についてもうかがっていきたいと思います。