野球少年のニーズを形に
福住 もともと私は野球関連の仕事をしていたわけではなく、一般企業に会社員として勤めていました。ある時、メッキ工場を営んでいた義理の父から、私に会社を任せたいと言われまして、社長に就任したんです。その会社で新たに不動産を所有しようと動いている中で、野球に縁のある経営者の方と仲良くなり、「何か一緒にやりたいね」という話が出るようになりました。そこで思い浮かんだのが、これまでにない新しいスタイルの室内練習場の経営だったんです。
嶋 なるほど。ちなみに、福住社長も野球とは何か深い縁があるのでしょうか。
福住 私自身は本格的な野球経験はないものの、息子3人は全員野球少年として育ちました。ですから、練習場所の少なさというのは、まさに肌で感じてきたことだったんです。最高の環境を用意すべく、周囲の協力を得ながら、2019年10月にオープンに至りました。