守谷 はい、平田達弁護士が1959年に開所して以降、法人・個人を問わず、民事・刑事事件の分野で活動してきました。2021年2月からは事務所を法人化し、私と小松美喜男弁護士が共に代表を務めています。ベテランから若手までそろった事務所として、平田イズムをしっかりと継承しながら活動しています。
水野 その平田イズム、ぜひ詳しく知りたいです! 平田先生からは、どんなことを教わったのですか?
守谷 最も大きな教えは、「事件を通じて依頼者と弁護士の双方が成長しなければ、その事件を経験した意味がない」というものです。言い換えると、ただ臭いものにフタをするような仕事をしてはいけないということですね。近年はインターネットで調べた事例をもとに、「こうしてほしい」と具体的な考えを持って相談に来られる方が増えています。そのこと自体は良いのですが、依頼者の方に言われるがまま、事務的に処理するようでは弁護士が担当する意味がありません。ですから、法律に基づいて淡々と機械的に処理するのではなく、人の心の部分も大事にして業務に取り組んでいます。
水野 なるほど。確かに事務的な作業ではなく、それぞれの案件でベストな対応をしてくださるほうが、依頼者にとってもと嬉しいと思いますよ。
守谷 ええ、誤解を恐れずに言えば、法律は道具でしかありません。事件やトラブルを起こすのは人間ですから、その人がどうやって事件を乗り越え、その先に行くのかを考えることが重要なんです。これは依頼者の方が個人の場合だけでなく、法人であってもまったく同じですね。そして、弁護士も自分の狭い価値観で傲慢な判断を下してしまわないよう、分け隔てなくいろいろな依頼者の方の相談に乗り、事件を解決していくことで、成長する必要があります。
守谷 ええ、誤解を恐れずに言えば、法律は道具でしかありません。事件やトラブルを起こすのは人間ですから、その人がどうやって事件を乗り越え、その先に行くのかを考えることが重要なんです。これは依頼者の方が個人の場合だけでなく、法人であってもまったく同じですね。そして、弁護士も自分の狭い価値観で傲慢な判断を下してしまわないよう、分け隔てなくいろいろな依頼者の方の相談に乗り、事件を解決していくことで、成長する必要があります。